歯牙移植における歯牙レプリカの役割
こんにちは
ハートフル総合歯科グループの野田裕亮と申します。
今回はYoutubeにリンクして「歯牙レプリカ」についてお話します。
歯牙移植における「歯牙レプリカ」は移植歯と同じサイズのレプリカを3Dプリンターで製作し、
移植時に使用します。
歯牙移植を行う際、移植ドナー歯のサイズ、そしてそれを入れる受容床の骨幅・深さを調べ、
移植可能か診断するためにC T撮影により3次元的に診断を行います。
(詳しくは以前ブログ参照https://heartful-konkan.com/blog/dr_noda/13138)
そのCT画像から専用のソフトを使い移植ドナー歯の分だけ切り取りを行います。
当院ではセグメンテーションソフトを用いて、C T画像からのセグメント
(切り抜き)を行なっております。
そうして切り抜きを行なったデータを編集し、3Dプリンターで出力を行い、
歯牙レプリカを作っております。
ではその歯牙レプリカですがどのように使用するかをお話します
従来の歯牙移植と比較してみましょう。
まずは従来の歯牙移植です。スライドをご覧ください。
【従来法】
従来の歯牙移植は保存不可能歯とともに一番先に親知らず(移植歯)を抜歯します。
ドリルで受容床の骨を切削しながら、抜いた移植歯を当てがい、しっかり入る穴が形成できたら
移植をします。その後固定期間を経て、根管治療・被せ物治療へと進みます。
それではレプリカ法についてもご覧ください。
【レプリカ法】
レプリカ法は受容床の形成をすべてレプリカで行います。そのため、親知らず(移植歯)を抜く
タイミングは一番最後でいい。移植後は従来法変わらず、根管治療・被せ物治療へと進めます。
今回は動画でご紹介しましたが、次回従来法とレプリカ法の比較について
お話させていただきます。