こんにちは。

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

今回は、「ブリッジを外したら、歯肉から出血しました」になります。

下の画像をご覧下さい!

歯肉炎を起こしていますね…

ブリッジと呼ばれる連結された被せ物を装着した時に、痛みや違和感が現れる原因はいくつか考えられると思います。

今回は実際に先日初診で来院された患者様のお話を元に気づいたことをお話していきたいと思います。

ブリッジの違和感について考えられる原因を挙げてみました。

ブリッジの劣化

人工歯であるブリッジにも当然寿命があります。

永久的な被せ物は存在しないと言わざるを得ません…

個人差ありますが、保険適用のブリッジの場合は約7~8年ほどで不調が現れると言われています。ブリッジを装着してから7~8年経って違和感や痛みを感じている場合には、寿命を考えた方が良いかもしれません。

むし歯や歯周病

ブリッジの土台の歯が虫歯や歯周病になっている場合が考えられます。

ブリッジはそもそも人工物であるため、虫歯や歯周病に侵されることはありません。

しかし、ブリッジを被せている土台の歯は自分の歯になります。

治療を終えてブリッジを被せても、口腔内環境が悪ければ内部にある土台の歯が虫歯や歯周病に侵されてしまうことがあります。

当然、虫歯や歯周病が進行すれば痛みや違和感が現れます。

重症化すると、歯肉に瘻孔ができたり、歯肉から膿や出血が見られることもあります。

根が折れたり割れたりしている

● 歯ぎしりや食いしばりが強い→ブリッジに強い負荷がかかる

● 転倒して歯に強い衝撃が加わった→ブリッジに強い負荷がかかる

● 虫歯が進行して歯の神経を抜いた→歯が弱体化する

以上のようなことが起こると、土台となっている歯の根が折れたり割れたりしてしまうことがあります。しかし、歯の根は普段は歯肉や骨に覆われているため、外から見ても折れたり割れたりしていることにはなかなか気づくことができません。そのため、違和感や痛みを理由に歯科医院を受診した時に歯の根が折れたり割れたりしていることが発覚するケースが多いというわけです。

噛み合わせが高い

歯の根が折れたり割れたりしていなくても、ブリッジの歯に強い負荷がかかった場合には、

歯の根の周りにある歯根膜が炎症を起こして痛みや違和感を感じる場合があります。

清掃不良

ブリッジは連結した被せ物になるため、自分の歯だけであった時よりも歯磨きの仕方が複雑になり、汚れが溜まりやすくなります。その影響で歯の周囲に細菌が増加して、歯肉に炎症が起きて、痛みや違和感がでることがあります

今回は、どのケースに該当するのでしょうか??

症例を交えながら一緒に考えていきましょう!

今回はここまでになります。

次回は、実際の症例を元に治療経過を解説していきたいと思います。

今日も一日頑張りましょう!

“すべては患者様の笑顔のために”

今後ともよろしくお願い致します。

本山 直樹

医療法人社団徹心会ハートフル歯科