マイクロスコープを用いた破折ファイルの除去③
みなさんこんにちはハートフル総合歯科グループの野田裕亮です
前回からマイクロスコープを用いた破折ファイルの除去について
お話をさせていただいております。
前回のブログは
根管治療とは
ファイルの破折はどうして起こるのか?
についてお話しさせていただきました
前回のブログはこちら
今回は破折ファイルを残しておくことでのリスクについてお話していきます。
根管治療で使用される器具(リーマー、ファイル)は通常滅菌処理されていて
ステンレス製やニッケルチタン製なので根管内に残ってしまっても
溶けたり腐食することはありません。
それではなぜ破折ファイルが問題なのか?
それは破折ファイルのその先へ治療のアプローチができなくなってしまうからです
炎症を取り除くための根管治療なのに尖端の方向にアプローチできなくなってしまえば
それ以上の治療が行えないので根管治療の成果に差が出てしまうのです。
破折ファイルが残ってしまったとしても痛みがなかったり炎症がないのであれば
根管内に残ってしまったとしても大きな問題になることは少ないです。
破折ファイルを除去することを試みますが1番はその歯を保存すること
除去をトライすることで歯根を痛めてしまい、歯の寿命を縮めてしまうことは
絶対に避けねばなりません。
しかし根管内に破折ファイルが残っていて痛みや炎症がある場合は破折ファイルの先に
感染がある可能性が高くあります。
その場合には破折ファイルを除去しなければなりません。
それでは破折ファイルの除去はどのようにしたらいいのか?
破折ファイルの除去の仕方については次回のブログで解説していきます!
次回は破折ファイルを除去するにはどうしたらいい?についてお話していきます。
ファイル破折が起こった時、マイクロスコープがあれば除去ができるかもしれません。
より正確に、より精密に根管治療をしっかり行いたいとお思いの方は
マイクロスコープの設備のある歯科医院へ
是非ご相談ください!
あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・