よくある疑問執筆:根管治療(歯内療法)担当 本山

三鷹ハートフル総合歯科グループで根管治療(歯内療法)を担当している本山です。

「根の治療って、何回通えば終わるんですか?」。根管治療で最も多いご質問の一つです。

通院が長引くと、お仕事や生活の負担にもなりますよね。今回は、根管治療の回数についてお話しします。

この記事でわかること
  • ●根管治療の回数が歯によって違う理由
  • ●回数が多くなりやすい理由
  • ●通院を中断するリスクと、回数の考え方

01回数は歯によって大きく違う

根管治療の回数に影響すること
同じ「根の治療」でも、歯の条件によって必要な工程と回数が変わります。

前歯か奥歯か、根管の形、初めての治療かやり直しか、根の先の病気の有無などによって、必要な回数は変わります。

02回数が多くなりやすい理由

1回の治療時間が短いと、その中でできる作業は限られ、工程を何回かに分けることになります。

また、根の中に薬を入れて細菌を減らす期間を設けたり、症状が落ち着くのを確認しながら進めたりすると、回数が増えることがあります。

同じような処置を繰り返しているのに症状が変わらない場合は、細菌が残っている、根管が見つかっていない、根にひびがあるなど、別の原因が隠れていることがあります。

03「回数が多い=丁寧」ではない

大切なのは回数よりも中身です。治療の合間に仮の蓋から唾液が漏れれば、そのたびに細菌が入るリスクがあります。

治療期間が長引くほど、こうしたリスクも積み重なります。

回数と中身の考え方
回数が少ないこと自体が目的ではなく、細菌が入る機会を減らすことが目的です。

04通院を中断しないでください

注意
間が空くと、仮の蓋がすり減ったり外れたりして、根の中に細菌が入ることがあります。治療中の歯は割れやすい状態でもあります。

どうしても予定が合わないときは、早めにご相談ください。治療の進め方を一緒に考えます。

05よくあるご質問

Q1回の治療時間はどのくらいですか?
A保険診療と自費の精密根管治療で異なり、歯の状態によっても変わります。精密根管治療では、必要な工程をまとめて進めるため1回の時間を長めに確保しています。
Q治療の間隔はどのくらい空けてもいいですか?
A仮の蓋は長くもつものではありません。予定された間隔で通院していただくのが理想です。難しい場合は事前にご相談ください。
この記事のまとめ
  • ✓回数は、歯の種類・根の形・再治療かどうかで変わる
  • ✓回数よりも、1回の中身と細菌を入れない工夫が大切
  • ✓中断は再感染や歯の破折につながる。予定は早めに相談を
PRECISION ROOT CANAL
無菌化根管治療で、私が大切にしていること

私の精密根管治療では、1回の治療時間をしっかり確保し、ラバーダムとマイクロスコープのもとで必要な工程をまとめて進めます。

治療の合間に細菌が入る機会を減らすことも、細菌への対策の一つだからです。

根管充填の前には細菌培養検査で細菌が確認されないことを確かめるため、「いつ終わるか」の根拠もお伝えしやすくなります。

減らす
マイクロスコープとCTで、根の中の細菌を取り残さない
入れない
ラバーダムで唾液を遮断し、細菌を持ち込まない
確かめる
根管充填の前に、細菌培養検査で確認する
CONSULTATION
ご自身の歯に合う進め方を、まず整理しませんか

症状や状況から、考えられる治療の選択肢と進め方をたどれる「根管治療ナビ」をご用意しています。通院の負担を減らしたい方は、精密根管治療もあわせてご検討ください。

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自由診療(保険適用外)について
本記事で触れている精密根管治療・VPT・セラミックの被せ物・根管治療セカンドオピニオンは自由診療です。
精密根管治療(自費)
1根管 100,000円(税別)
根管の数に応じてかかります
MTAによる封鎖
50,000円(税別)
穿孔部や根の先の封鎖など
処置料
10,000円(税別)/回
VPT(MTA使用)
50,000円(税別)
セラミックの被せ物
100,000円(税別)
症例により110,000〜120,000円(税別)
根管治療セカンドオピニオン
22,000円(税込)
60分・CT撮影を含みます
ご予約・お問い合わせ
根管治療ナビ内の予約ページから受け付けています。
治療期間・回数
歯の状態や根管の数によって異なります。検査のうえ、目安をお伝えします。
主なリスク・副作用
  • 治療後に痛みや腫れが出ることがあります。
  • 歯の状態によっては症状が改善せず、再治療・外科的な処置・抜歯が必要になることがあります。
  • VPTでは、神経を保てず根管治療に移行することがあります。
  • 歯の根に割れがある場合など、治療を行っても歯を残せないことがあります。
※初回の相談・診査は保険診療で行います(保険の自己負担分がかかります)。
根管治療(歯内療法)担当 本山直樹
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この記事を書いた人
本山 直樹
三鷹ハートフル総合歯科グループ
根管治療(歯内療法)担当
「一本の歯を残すために、根の中の細菌と向き合っています。」
2004年 神奈川歯科大学歯学部 卒業
日本大学松戸歯学部 歯内療法学講座 研究生
所属:日本歯内療法学会/日本臨床歯科CADCAM学会

※本記事は一般的な情報をお伝えするものです。実際の診断・治療方針は、検査結果と歯の状態によって異なります。

医療法人社団徹心会ハートフル歯科