一年前にはなかったところにむし歯ができてしまいました②
こんにちは。
ハートフル歯科のドクターM
本山です。
今回は前回からのブログの続きです。
46才 女性
右上5番
主訴の振り返りからです。
最近になって強く噛むと右側の歯に痛みを感じるということで、久しぶりに来院されました。
患者様より問診してみると、どの歯が痛いかはっきりとは分からない状態でした。
口腔内における右側の上下4〜7番を調べてみると、怪しいのは右上5・6番と感じました。特に右上5番は打診反応があり、それ以外の歯には見られませんでした。右上6番は過去に神経治療を受けており、根の病気の再発もしくは歯根破折を可能性として感じていました。
そこで患歯の特定を行うために、レントゲンによる診断を過去のものと見比べて判断することにしました。その結果として、右上5番のむし歯が原因であると診断して治療を開始することにしました٩( ‘ω’ )و
術前における口腔内写真です。
銀歯の詰め物(インレー)除去後です。
レントゲンより、遠心部分にむし歯がやはりありましたね。
近心の黄色丸印部分にもむし歯が隠れているのを見つけました♪( ´▽｀)
むし歯を除去しました。
コンポジットレジンにて裏層しました。
1週間程度経過観察を行い、痛みなどの症状も現れなかったため、予定通りセラミックインレーの治療を開始しました。
右上5番におけるセラミックインレーの形成を光学カメラで撮影した画像です。
治療歯は元々メタルインレーが入っており、メタルインレーの形成がされていました。遠心頬側においてマージン部にスライスが残っており、それをセラミックの詰め物が入るための形成に修正する必要がありました。これが結構大変で歯質が薄くなる恐れがあり、ギリギリで修正を試みましたが、2回程技工士さんにダメ出しを受けました｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡何とか頑張ってOKをいただきました。
対合歯です。
上下の噛み合わせにおける撮影画像です。
クリアランスと呼ばれるセラミックの厚みを確保するスペースは十分でしたので、
早速セラミックインレーの製作に入ってもらいました。
セット前の試適です。
セラミックインレーセット後です。
治療終了になります。お疲れ様でした♪( ´▽｀)
今日も一日頑張りましょう！
“すべては患者様の笑顔のために”
今後ともよろしくお願い致します。
本山 直樹
