こんにちはハートフル総合歯科グループの野田裕亮と申します。

今回から今年は初となりますが、エクストリュージョン症例集をご紹介させていただければと思います。

以前のブログやY O U T U B Eも一緒にご覧いただければ

エクストリュージョンのイメージもつきやすいと思います。

よければそちらもご覧ください。

以前のブログはこちらから

エクストリュージョン症例集2021①〜準備編〜

https://heartful-konkan.com/blog/dr_noda/19265

エクストリュージョン症例集2021②〜準備編〜

https://heartful-konkan.com/blog/dr_noda/19723

他多数

今回は準備編

患者さんは自転車で転倒してしまい顔面を強打、被せ物が外れてしまったという

50代の患者さん。

被せ物をつけ直して欲しいという内容で来院されました。

一見土台ごと被せ物が外れてしまったんだなと思いがちですが、そうではありません。

正面から見ると歯根破折を起こしているのが確認できますでしょうか?

以前のブログにて

フェルールの確保ができていないと脱離や破折の原因になるためフェルール確保が

長期保存の鍵だというお話をさせていただきました。

以前のブログはこちら

「保存的治療」におけるエクストリュージョンとは

https://heartful-konkan.com/blog/21403

今のままでは被せ物の治療どころか歯根破折により歯の保存はできません。

破折歯は根尖へ続く物ではなく、一部に限局したものであったため、接着治療ではなく、

破折部を除去してエクストリュージョンにより歯根を挺出する計画をご提案しました。

先に除去をしてしまうと後日矯正器具をつける操作が煩雑になってしまうため、

このままの状態で矯正を進めていきます。

次回は矯正実践編

実際に矯正器具をつけて歯根を引っ張っていきます。

保存不可能と言われた場合、

もしかしたら「保存的治療」によって治せる術があるかもしれません。

抜いてしまうその前に一度ご相談ください。

あなたの歯が1本でも多く残りますように・・・

医療法人社団徹心会ハートフル歯科