X-guideを利用した動的ガイデットサージェリー③
みなさんこんにちはハートフル歯科の野田裕亮です
今回のシリーズはインプラントをより正確に、より安全に手術するために
行っている方法についてお話しています
前回までX-guideを用いた動的ガイデッドサージェリーについてお話していました
前回のブログはこちらから
X-guideを用いた動的ガイデッドサージェリー①
X-guideを用いた動的ガイデッドサージェリー②
従来のフリーハンドによるインプラント治療についての記事はこちらから
従来のインプラント治療の特徴
サージカルガイドを用いた静的ガイデッドサージェリーについての記事はこちら
静的ガイデッドサージェリー①
今回はX-guideによる動的ガイデッドサージェリーのシミュレーションとの
誤差についてお話します
X-guideによる動的ガイデッドサージェリーのシミュレーションとの誤差は
1.5°以下と言われています
1.5°の誤差で手術可能となれば設計通りの手術が可能と言えるでしょう
開口量が小さくサージカルガイドが使えない状況や
サージカルガイドを使用することでの注水冷却不足による骨の発熱の問題も解決できます
何よりも大きなメリットは
リアルタイムで骨の状態を確認しながら手術が行えること
神経や血管、上顎洞など危険地帯が多い場所でも安心して手術が可能です
骨の厚みが薄く難しいとされてきた症例
神経や血管までの距離が近く難しい症例
上顎洞を押し上げるソケットリフト手術
などのリスクを下げるメリットが期待できます
手術ナビゲーションシステムは脳神経外科や整形外科領域において
1990年代後半から導入されていましたが
歯科領域の実用化は2020年代からと
実用化されてまだまもないのです
そのため導入している歯科医院もまだ数%に過ぎません
画面を見ながらの手術は特殊な訓練を受けた歯科医師でなければ難しいので
育成に時間がかかるのも今後の課題とされています
しかしながら
ナビゲーションシステムによるインプラント手術によって得られるメリットは
患者さんの求める安心・安全なインプラント
そして歯科医師の求めるより精密な歯科治療が実現できる画期的なシステムです
ハートフル歯科では
X-guideによる動的ガイデッドサージェリー
サージカルガイドによる静的ガイデッドサージェリー
をうまく使い分けて
患者さんにより良い歯科医療を提供していきます!
次回は
・従来のフリーハンドによるインプラント治療
・サージカルガイドによる静的ガイデッドサージェリー
・X-guideによる動的ガイデッドサージェリー
のまとめをお話していきます
あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・