歯に穴があくパーフォレーションとその治療について⑤
みなさんこんにちはハートフル総合歯科グループの野田裕亮です
前回からパーフォレーションについてお話しています
前回は
パーフォレーションとは
MTAの特徴について
MTAセメントの使い方
実際のパーフォレーションリペアの症例
についてお話しました
前回のブログはこちらから
今回は最終章、MTAにおけるパーフォレーションリペアのまとめについて
お話していきます
パーフォレーションリペアは残念ながらずべての症例に適応するものではありません
患者さんにはパーフォレーションについて
よく自転車のタイヤのパンクに例えてお話しています。
チューブの小さなパンクであればパンク修理
チューブに切れ目が起こればパンク修理は不能
しかし当然ながら歯は交換が出来ないため
残念ながら抜歯しかありません。
また古いパーフォレーションで炎症が進んでしまった状態の歯では
たとえパーフォレーション部のリペアが可能でも、
その先の歯周組織(骨や歯肉、歯根膜といった歯を支える組織)に
ダメージがある場合は予後がよくありません。
比較的新しいパーフォレーションで炎症も進んでいない状態であれば適応症と
言えるでしょう
MTAの使用も正確な知識と技術を要します。
マイクロスコープで視野を拡大した状態でなければそもそもリペアなんてできないので
設備の揃った医院であることが重要です。
患者さんの状態や症状に応じて適切な治療法を選択することも大切です。
親身になってくれる歯科医院で信頼できる先生に相談してくださいね。
いかがでしたでしょうか?
パーフォレーションリペアとMTAセメントの重要性について5回ほどのシリーズで
お送りしてきました。
MTAセメントがみなさんの歯科治療においてとても役立つということ
理解していただけたかと思います。
しかしどんな症例にも使えるわけではありません。
これからもいろいろな情報を発信していきます!
あなたのお困りのことであればぜひご連絡お待ちしております!
2023年9月現在
MTAによるパーフォレーションリペア:5万円
その後のセラミック治療:10万円
でパーフォレーションリペア歯に対しての治療を行なっております。
歯に穴が空いていて保存が難しいと言われた方、
もしかしたら救える方法があるかもしれません。
もしお悩みの方がいらっしゃいましたらご連絡ください。
あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・