みなさんこんにちは

三鷹市ハートフル総合歯科の野田裕亮です

 

今回のシリーズは先日学んできた歯周外科治療法についてご紹介しています

前回のブログはこちらから

歯周外科のハンズオンセミナーに行ってきました!〜Open Flap Curettage法を紹介〜②

今回のセミナー学んだ内容は

・豚の顎を使った実習

Modified Widman Flap

Open Flap Curettage

 

・3Dプリンター模型を使用した歯周組織再生療法

 

・3Dプリンター模型を使用した歯の移植実習

 

・3Dプリンター模型を使用した歯肉移植実習

Langer & Langer technique

VISTA

 

と内容盛りだくさん

前回はOpen Flap Curettageについて解説しました。

今回は歯周組織再生療法について解説します。

 

【歯周組織再生療法】

歯周病によって失われた骨などの歯を支えている組織を回復する治療法です

失われた組織を回復するために必要な場所(スペース)を作り

失われた組織の再生を誘導する薬剤を骨の欠損部に入れ骨などの組織を

再生させる治療法です

再生に必要な細胞を誘導させるエムドゲイン、リグロスという薬剤や

骨を作るための足場となる骨補填材を使用します

アニメーションで見てみましょう

 

歯肉の中には黒い歯石が見えますか?

深い歯周ポケットの場合外科治療により歯石除去を行います

 

歯肉を開いてみると深いところに歯石がつき

それにより周囲の骨も歯周病で痩せています

 

スケーラーと呼ばれる専用器具で歯石の除去と周囲の炎症組織を除去します

歯肉を剥離しているので炎症の取り残しがありません

 

ここでModified Widman FlapやOpen Flap Curettageは

縫合して終わりですが歯周再生療法の場合

リグロスやエムドゲインを骨の欠損部分へ填入(必要に応じて人工骨も)します

押し潰すと中に入れた薬剤が出てきてしまうので

押し潰さないように注意が必要です。

歯肉を元の位置に戻し圧をかけすぎないように注意しながら縫合をしていきます

2週間ほど歯ブラシの刺激も避けてもらい傷の治りをみて糸を取ります

歯肉を開くと歯石がびっしりついています

歯肉の中にこびりつく歯石を徹底的に除去していきます

実習では再生療法製剤は使用してませんが隙間なく縫合しました

 

 

歯周病でお困りの方がいらっしゃれば是非ご相談ください!

あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・

医療法人社団徹心会ハートフル歯科