みなさんこんにちはハートフル総合歯科グループの野田裕亮です

 

今回は抜歯後の注意事項について

①抜歯後の一般的な経過について

②出血の管理とケアのポイントについて

③腫れと痛みの軽減方法について

④食事の注意点

⑤歯磨きについて

の順にお話しています

よくある質問についての回答も最後に行いますので最後までご覧ください

 

前回は②までお話をしました

前回までのブログはこちらから

抜歯後の注意事項〜抜歯後の治り方〜

抜歯後の注意事項〜出血の管理とケアのポイントについて 〜

今回は

③腫れと痛みの軽減方法について

からお話します

 

③腫れと痛みの軽減方法について

こちらに関しては外科手術なので傷口の大きさにより腫れの強さや痛みの強さは異なります。

またどれだけ傷口を小さく抑えられたとしても少なからず痛みは出てしまうものです

痛みに関しては痛み止めを処方するので指示された通りに服用してもらうことが非常に重要です。

また、腫れについては傷口近くの頬や歯肉におこることが多くそのピークは術後48時間後、

2日後がピークとされています。歯肉を切ったり、骨を削ることが腫れの原因ではありますが、

人によっては

「こぶとりじいさん」や「アンパンマン」みたいと言われるほど

腫れてしまうこともあります。これは抜歯によって破壊された組織を治そうと

血液やリンパ液が集まってくるからとされています。

 

怪我に対しての身体の反応なので腫れることが悪いことではありません。

 

術後2日目以降は1週間くらいを目処に徐々に腫れが引いていきます。

「1週間は腫れるもの」と考えてイベントごとなどは避けてもらったほうがいいでしょう

 

よく抜歯をした後に氷枕を当てている動画を拝見しますが、

あまり冷たすぎると血液の循環障害が起こり、血液の流れが悪くなるため、

冷たいタオルや冷えピタなどで冷やしましょう。

 

抜歯の後24時間はそれで炎症反応を軽くすることができます。

その後は治癒の妨げになるので、腫れが少し良くなってきたかなと思えば冷やすのも止めましょう。

術後感染の防止のために抗生物質が処方されることがよくあります。

3日間ほどの処方が出ることが多いので指示通りに飲んでもらうようお願いします。

途中でやめてしまうと耐性菌といい、細菌の薬に対しての抵抗力が高くなり薬が効かなくなることがあります。

出されたお薬は用法・容量を守りきちんと服用してください。

 

今回はここまで

次回は

④食事の注意点

からお話していきます

 

あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・

医療法人社団徹心会ハートフル歯科