根管治療後の被せ物をどうするか?①
こんにちは。
ハートフル歯科のドクターM
本山です。
今回は、、、
「根管治療後の被せ物をどうするか…」
当院ではセラミックによる1 Day Treatmentを推奨しています。
当院では新型の口腔内スキャナー
「Primescan(プライムスキャン)」を導入しております。
通常の歯科医院では歯型を取るためにアルジネートという印象材を用いて印象採得を行います。
ほとんどの患者様がご経験があるかと思います。
口腔内を忠実に再現する模型を作るために、
詰め物や被せ物を作るためにはとても重要な工程となります。
“セレック”と言われる当院におけるセラミック治療に
おいての口腔内スキャナーの優位性については
こちらをご確認下さい!
「Primescan」は、従来製品の5倍のデータ量でスキャンタイムが1/4に短縮という驚くべき
高精度な機器へと進化したスキャナーと言われております。
私はハートフル歯科に10年在籍しておりますので、多くの口腔内スキャナーと一緒に
日々診療を行ってきました。
苦労の連続でした…笑
いい思い出です。
そのため、「Primescan」の素晴らしさが
よく分かります。
ともかく、「早い!」
そして、スプレーの噴霧を行う必要がないためマージンと言われる歯と歯肉の境界部分が精密に再現できます。
従来のタイプは、スプレー噴霧を行わないと口腔内にある金属の被せ物に対してハレーションを起こしてしまい、画像の読み込みに時間がかかり、
撮影時間もかかります、、、(泣)
また、歯肉縁下と言われる残存歯質が歯肉よりも下にある場合においても撮影深度が良くなっているため、さらに精密度が上がっています。
精密な被せ物が早く出来るということは、細菌からの侵入を防ぎます。
早くできることも同様に感染のリスクを減らすことを示します。
つまり、より予知性の高いよい治療へとつながるのです。
次回は、実際の症例について書きたいと思います。
本山 直樹