歯を救うために(107-②)ネクストビジョンを使ってみよう!<2>
こんにちは。
ハートフル歯科のドクターM
本山です。
今回も前回に引き続いて
「ネクストビジョンを使っていきましょう〜!」
前回のブログはこちら→ https://heartful-konkan.com/blog/dr_noda/17797
そんなわけで、、、
セラミック治療の”形成”にスポットを当てて動画を撮影してみました。
過去に当院で装着した右上7番のセラミッククラウンが
一部破折してしまったということで、やり直すことになりました。
この患者様は現在遠方にお住まいのため、
当院の1 Day Treatmentのような即日治療は最適解であると思いました。
また、咬合力が強くて歯ぎしりなどもあるため、
ナイトガードを以前に作製しました。
今回は、スタンダードなセラミックの破折が認められているため、
セラミックの材質の強度を上げることで問題解決を図ることに決めました。
e-maxで再作製しました。
動画はいかがでしたでしょうか?
歯を削っているだけの動画なのですが、
少し動画の補足を行いたいと思います。
以下のことに気をつけながら支台歯形成を行いました。
<G C社より抜粋>
・マ ー ジ ン 部 は 1 mm 以 上 、軸 面 部 は 1.5 mm 以 上
・クリアランスの確保、再確認
咬合面は 1.5〜2.0 mmのクリアランスが確保された2面形成(逆屋根形成)
・6°〜10°のテーパーを付けた軸面形成
・マージン形成は、ラウンドショルダー、ディープ(ヘ ビー)シャンファー
CAD/CAMに適した形成
・軸面や咬合面側は鋭角的な部分をなくして、丸みを帯びた形成
・なめらかな高低のないフィニッシュラインの形成
・ジャンプマージン、ナイフエッジ、凹んだショルダー、鋭角なショルダーに注意!
←これが一番気をつけるところであると私は教わりました。
最後に今回のテーマとしてはネクストビジョンが主役なので
ネクストビジョンの強みを生かして診療を行いました。
拡大視野を見たい場合はモニターへ目線をずらすだけでいいので
肉眼で行うのとほぼ同じ姿勢でできました。
これは肉眼で作業を行う場合に作業中の手を一旦止めて、
マイクロスコープやルーペのように、
それらをを外す作業が必要ないのでいいですよね( ´∀`)
ハートフル歯科にまた新たな武器が入ったわけです。
より良い治療を心がけて、良いものを少しでも
患者様に還元できるように頑張っていきたいと思います。
さぁ、今日も一日頑張りましょう!
“すべては患者様の笑顔のために”
今後ともよろしくお願い致します。
本山 直樹