こんにちは。
いつもありがとうございます。

ハートフル総合歯科グループの歯科医師 井上貴史です。

今回はなるべく歯の根っこ(歯根)を残すために、根管充填(垂直加圧充填法)の症例について書きたいと思います。
以前のブログに、歯の根の治療(根管治療、歯内療法)が終わった後で根管内(歯の根の中)を封鎖するために行う根管充填の垂直加圧充填のContinuous Wave Condensation Technique(CWCT)について書きました。こちらが前回のブログです⇒https://heartful-konkan.com/blog/12503

今回は実際の手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を応用してCWTを行ったケースを報告させて頂きます。左下第二小臼歯(左側前歯から5番目の歯)の根管治療が終わり患者さんの症状も特に問題ありません。

ラバーダムを装着して、手術用顕微鏡にて根管内を確認します。今回の症例は歯根長(歯の根っこの長さ)も上の前歯のように長くなく、根尖(歯の根の先の部分)も開いていなく、歯根の内部、外部に吸収はありませんでした。そのため根管充填の垂直加圧充填のContinuous Wave Condensation Technique(CWCT)を選択しました。

特に問題なかったため根管充填を行いました。今回の根管充填は垂直加圧充填法のCWTを選択しました。

PENTORON JAPAN INC.の電熱式根管プラガと歯科根管材料電気加熱注入器の先端の選択・試適を行い根管に適合した先端やニードルを選択します。

根管長を測定した後、メインポイント(根管充填材)の選択・試適し根管内に挿入しました。

加熱した電熱式根管プラガ スーパーエンド アルファ2を根管内に挿入しメインポイントを切断しました。部分麻酔(歯科用浸潤麻酔)を行いましたが、器具の先端は加熱してあるため、口唇や頬粘膜、舌、歯肉などの火傷には細心の注意を払います。

メインポイントを歯科用根管プラガ BL コンデンサーを使用して圧接しました。

加熱している歯科根管材料電気加熱注入器を使用して根管内に根管充填材を少量填入しました。この際も火傷には細心の注意を払います。

歯科用根管プラガ BL コンデンサーを使用して圧接しました。

根管充填完了です。

8X-P写真(レントゲン写真)を撮影して確認します。
元々神経のあった部分にきれいに充填剤が入っているのが分かると思います。

担当歯科医師の判断のもとにどちらの根管充填法を行うか選択します。ご不明な点は担当の歯科医師にご相談ください。

今後ともよろしくお願いします。

井上貴史

医療法人社団徹心会ハートフル歯科