みなさんこんにちはハートフル総合歯科グループの野田裕亮です

 

前回から歯根に穴が空いた「パーフォレーション」に対しての治療についてお話しています

 

前回は

パーフォレーションの原因とは

についてお話しました

 

前回のブログはこちらから

歯根に穴が空いている「パーフォレーション」とその治療

 

今回は

パーフォレーションリペアに使用するMTAセメントの特徴と利点についてお話していきます

4.MTA

MTAセメントの特徴とは

MTAセメントとは二酸化ビスマス、ケイ酸二カルシウム、ケイ酸三カルシウム、

アルミン酸カルシウム、石膏など

歯の成分にも含まれるカルシウムが主成分の歯科用セメントです。

 

特徴として

・殺菌効果が高い

→強アルカリ性でほとんどの細菌を死滅させる

・密封性が高い

→硬化時に膨張するので隙間が空きづらい

・生体親和性が高い

→生体親和性が高いことから安心安全に使用可能

・親水性が高い

→多少の水分があっても治療が可能なためお口の中の治療にはもってこいの材料

以上

 

殺菌効果が高い、密封性が高い、生体親和性が高い、親水性が高いという特徴から

 

「歯髄温存療法(VPT)」・・・以前のブログでも紹介しました。

→むし歯が神経に近いときMTAセメントを用いることで本来であれば神経治療が必要な

ケースでも露出した神経を取らずに温存できる治療

 

「外科的歯内療法(歯根端切除術)」・・・以前のブログでも紹介しました。

→歯根嚢胞を併発した根尖病巣の場合、根管治療だけでは回復することが難しく

根管治療に合わせて外科的に摘出する必要があります。

その際にMTAを使用することがあります

 

「パーフォレーションリペア」・・・これは今回のテーマです

→パーフォレーション部分に対してMTAセメントによる封鎖を行うことです

パーフォレーションリペアを行うことで細菌感染を防ぎ長期的予後を期待します

 

他にも歯根のヒビや破折の修復、根管充填に用いられたりと使用用途はとても多い歯科材料です

 

今回はMTAセメントの特徴について挙げてみました

 

次回はMTAセメントの使用方法についてご紹介します

歯に穴が空いていて保存ができないと言われた時

パーフォレーションリペアにより残せる可能性があるかもしれません。

もしお悩みの歯があれば

是非ご相談ください!

 

あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・

医療法人社団徹心会ハートフル歯科