みなさんこんにちはハートフル総合歯科の野田裕亮です
先日当院にも設置されているRAY FACEのセミナーの参加を予定しておりましたが、
台風接近によりセミナー開催が中止となってしまいました。

ここで少しRay Faceについて説明します。

Ray FaceとはRay社から登場したフェイシャルスキャンで
フェイシャルスキャンは、顔全体の3Dデータを高精度に取得する技術です。この技術は、特に歯科治療や美容医療の分野で利用されています。

フェイシャルスキャンによってどのようなことができるのかお伝えします。

1. 非接触で簡単なスキャン
RAYFACEによるフェイシャルスキャンは、患者さんの顔全体を非接触でスキャンし、わずか数秒で正確な3D画像を取得します。撮影中に何か特別な準備をする必要はなく、快適にスキャンが行えます。

2. 高精度な3Dモデル
スキャンによって得られたデータは、顔全体の立体的な3Dモデルとして表示されます。これにより、歯の位置や形だけでなく、顎の形状や顔のバランスも正確に把握できるようになります。これが、歯科矯正やインプラントなどの治療計画に役立ちます。

3. 治療計画の視覚化
フェイシャルスキャンのデータをもとに、歯科医師は患者さんの顔や口元にどのような変化が起きるかを3Dでシミュレーションできます。例えば、矯正治療後にどのように顔のバランスが変わるかなど、治療結果を事前に視覚的に確認することが可能です。

4. 自然な見た目をサポート
フェイシャルスキャンは、単に歯や口腔内だけでなく、顔全体のバランスを考慮した治療計画を立てるのに役立ちます。例えば、歯の位置や形状が顔全体にどう影響するかを把握することで、より自然で美しい見た目を目指した治療が可能です。

5. 迅速で安全
フェイシャルスキャンは、放射線を使わないため、患者さんに負担が少なく、安全です。また、スキャンは短時間で行われるため、従来の方法に比べて患者さんの負担が軽減されます。

このように、RAYFACEのフェイシャルスキャンは、患者さんにとって快適かつ安心な治療を提供し、より精密で自然な治療結果を目指すために活用される技術です。

今までは模型上で噛めるように、写真を見て天然歯に近しい色味が出せるように
を目指し行ってきた治療が
患者さんとどうなっていくのかとデジタル上で再現して
計画を立てていきます。
患者さんと術者でゴールを共有できることで患者さんの望む治療の提供を行うことができるのは革新的なシステムだと考えています。

今回はあいにくの天気でセミナー開催が無くなってしまいましたが、
次回機会があればぜひ参加し、近未来のシミュレーションについて研鑽を積んできたいと思います。

医療法人社団徹心会ハートフル歯科