抜歯後の注意事項〜食事の注意点、歯磨きについて〜
みなさんこんにちはハートフル総合歯科グループの野田裕亮です
今回は抜歯後の注意事項について
①抜歯後の一般的な経過について
②出血の管理とケアのポイントについて
③腫れと痛みの軽減方法について
④食事の注意点
⑤歯磨きについて
の順にお話しています
よくある質問についての回答も最後に行いますので最後までご覧ください
前回は③までお話をしました
前回までのブログはこちらか
今回は
④食事の注意点
⑤歯磨きについて
をお話していきます
④食事の注意点
抜歯後は2~3時間麻酔が効いた状態となります
食事をとられたり、飲み物を飲まれたりは2~3時間くらい空けてにしてください
麻酔が効いた状態でお食事をとると、温度感覚がわからないため、
熱いものを飲んでも火傷していることに気付けません。
また触っても分からないのでほっぺたを噛んだり舌を噛んでも気がつけないので
誤って噛んでしまい大きな傷を作ってしまうことがあります。
麻酔が切れた時に痛い思いをしないよう、
麻酔が切れてからお食事をとるように気を付けましょう
⑤歯磨きについて
抜歯の後は傷口が気になってしまうと思いますが、
傷口を歯ブラシで触ったり、指や舌で触らないように注意しましょう。
それではどの程度歯磨きはしていいのでしょうか?
歯磨きは傷口付近は2日程全く触らなくて構いません。
他の場所はしっかり磨いてもらい、抜歯した患部は歯ブラシを当てないよう注意しましょう
大事なことは血餅と言われる血の塊を取らないこと
歯ブラシで擦ったり強くうがいをしてしまうと取れてしまうので避けるようにしましょう
それ以降はしっかりと磨くようにしましょう。抜歯した患部に歯ブラシを当てるのが心配
という方はマウスウォッシュなどをうまく使い、除菌洗浄を心がけましょう!
ただし、強いうがいは避けてくださいね
傷が治ってくるまでの約1ヶ月は食べ物が詰まりやすくなります
歯科衛生士さんにフォローしてもらいながら今話したマウスウォッシュなどを用いながら
セルフケアで清潔を保ちましょう
もしそれでも食べカスが気になる方はウォーターピックという商品があります
水流により食べカスを除去してくれるので歯肉を痛めず効果的です。
逆に綿棒や歯間ブラシ、爪楊枝などで抜いた穴をつついてしまうと血餅が取れてしまい
ドライソケットの原因になるため使用しないようにしましょう
いかがでしたでしょうか?
抜歯後の注意事項お分かりいただけてでしょうか?
次回は番外編として抜歯に関わるよくある質問について回答していきます
あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・