歯を救うために(142-②)電子カルテ導入②
こんにちは。
ハートフル歯科のドクターM
本山です。
今回は、前回のブログからの続きです。
Dental eNoteのメリットについて書いていきたいと思います。
❶紙のサブカルテのデジタル化
歯科医院では、数千以上もの紙のサブカルテを保有しています。紙をデジタル化するには、多大な労力を要します。Dental eNoteでは、紙で作られたデータも、ScanSnapと連携し、直接、取り込むことができ、移行期間の短縮が図れます。Dental eNoteに読み込んだサブカルテ上に、紙のサブカルテではできない手書き文字・写真・動画を1つのノートとして保存できるため、記録性・補完性が高まります。
❷出し入れ時間の削減と書類棚の有効活用
紙のサブカルテでの運用における最大の課題は、サブカルテの出し入れや探す手間に多大な時間を費やしていることです。デジタル化により患者番号順や名前順などで整理ができ、検索も可能となります。収納棚まで移動することもなく、本来の業務、患者対応など業務時間を有効に使えます。また、物理的な場所を取らないため、サブカルテの収納棚が、機器や薬などの在庫棚として利用できます。
❸関係者間のリアルタイムの情報共有
通常、医師、衛生士、助手、スタッフは治療室、バックヤード、受付を行き来しながら、情報の伝達、相談をしています。紙のサブカルテは、1つしか存在しないため、運用に手間がかかるとともに紛失にもつながります。スムーズな情報共有を行うためには、複数の人が1つのサブカルテを同時に参照や編集ができる仕組みが必要となります。
これが実は一番メリットが大きなものではないでしょうか?
4医院の情報共有が瞬時に行えることは、スタッフ間のストレスを大きく軽減してくれます。
最後に実際に使用してみて、紙とペンのように自由自在に手書きすることができます。また、手書きの他にもテキスト文字を入力することも可能です。
業務で使えるテンプレートやアイテムを多数搭載されているため、とても便利です。
当院では以前から使用している紙ベースのデータを元により使いやすいように、スタッフの皆さんの意見を参考に、私がアレンジしたものを使用していただいております。
フォーム部品を貼り付けて業務テンプレート・帳票を簡単に作成できます。チェックボックスや日付入力、選択入力など医院のオリジナルに変更することができます。
また、業務ごとに操作環境を最適化できるツールボックスもあります。
そして、写真や動画を貼り付けることもできるため、分かりやすいカルテを作成することができます。
ハートフル総合歯科グループでは、未来に向かってより良いものを積極的に導入することで効率化を図り、患者様への質の良い医療にもつながっていくと信じています。
さぁ、今日も一日頑張りましょう!
“すべては患者様の笑顔のために”
今後ともよろしくお願い致します。
本山 直樹