こんにちは。

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

今回は、前回からのブログの続きです。

急患で来院された患者様のお話で、上顎左上1番の被せ物が脱離しました。その結果、隣在歯の右上1番も近い将来脱離するリスクが高いこと、それから左上1番との色や形の調和を考慮して、2歯ともにやり直すことに同意していただきました。2歯のセラミック治療における審美的・機能的回復を行うために治療を開始しました。

70才 女性

左上1番

前回の治療で脱離した左上1番に仮歯を装着するところまで終わりました。

患者様と相談の上、右上1番も冠と歯質に隙間があり不適であるため、一緒に2歯まとめてセラミックの被せ物で新しく作り直すことにしました。今回は、右上1番の冠を外すことから行なっていきます。

右上1番の冠を外して、再形成しました。

2回目の治療では、右上1番の仮歯を作製して装着するところまで行いました。

3回目の治療になります。

3回目の治療は、いよいよ本歯が入る本番です。

治療当日、セラミックの歯を装着する即日治療を行いました。

仮歯を外して、形成後の画像です。

左上1番は遠心部から口蓋部まで元々歯肉縁下の状態でした。

その部分はマージンが光学カメラで撮影時に不鮮明になりやすいため、圧排糸を入れてマージン部を明瞭にしてから撮影を行うようにしました。

上顎左右前歯部の形成後における撮影画像です。

対合歯です。

上下の噛み合わせ画像です。

この患者様は、前歯が元々上下で噛んでいない噛み合わせをされていました。

セラミッククラウンセット後です。

色や形、適合状態など患者様にとても満足していただきました。

技工士さんと事前の打ち合わせで歯の色をA3.5と決めていましたが、治療当日に最終確認で一段階明るいA3で作製することになりました。

結果、とても口腔内に調和した仕上がりになったと感じました。さすがです(*^▽^*)

また、以前に装着されていた被せ物よりも、維持形態を考えて脱離しにくいように治療しました。

長持ちしてくれることを祈るばかりです。

お疲れ様でした(´∀`*)

今日も一日頑張りましょう!

“すべては患者様の笑顔のために”

今後ともよろしくお願い致します。

本山 直樹

医療法人社団徹心会ハートフル歯科