こんにちは。

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

今回は、「中学生の永久歯にむし歯が…」という内容で書いていきたいと思います。

セラミックの治療症例になります。

実際の症例を交えながら、お話していきましょう!

15才 男性

左上6番

この患者様は、定期的に行なっているメインテナンスのクリーニング時に、衛生士さんがむし歯を見つけてくれました( ´∀`)

左上6番において、歯が欠けてむし歯があることを見つけてくれました。

未成年のお子様でしたので、お母様に事情を説明してセラミックの詰め物にて修復する治療を快諾していただきました。

早速、予約状況を確認してアポイント調整が可能でしたので、即日治療を行うことにしました٩( ‘ω’ )و

術前口腔内写真です。

隣在歯の左上5番との間、左上6番の近心隣接面が欠けてむし歯が見えてますね。

レジンが入っていてその上部だけ欠けたみたいです。

術前レントゲン写真です。

左上の奥から2番目である左上6番ということですが、レントゲンだけですとパッと見て分かりづらい感じでした。レジンが入ってるのかな?

レントゲン写真をじっくりと観察すると、黄色丸部分のレジンの下に黒い影が見えますね。

怪しいなぁー、むし歯の可能性ありますね。

実際にむし歯を除去していくと、ひぇー意外とむし歯が広がってますね( ´Д`)y━・~~

まさにレントゲンどおりの感じではないですかー!!

深さも結構ありますね。

このまま、セラミックインレーの形まで削りながら整えてきます。

セラミックの形成後撮影画像です。

対合歯です。

当然、まだ年齢が若いため残りの歯は全て天然歯でした。

Virgin tooth(バージントゥース)!!

上下の噛み合わせを確認していきます。

セラミックのデザイン後です。

ミリング(セラミックの削り出し)を開始します!

セラミックの試適になります。

適合状態とコンタクトに問題がないかを確認します。

適合良好でしたので、セットの準備に入ります。

隣在歯とのコンタクト間がゆるい場合は作り直しを早急に行います。

透明なストリップスを入れてセラミックのセット準備完了!

カタナクリーナーで歯面を清掃していきます。

ボンディング処理を行い、歯面に接着剤を塗布していきます。

セラミックセットまで無事終わりました。

噛み合わせの調整、研磨を行いセメントなどのバリの取り残しがないように、しっかりと処置していきます。

子どもでもむし歯治療はセラミック治療をオススメします。

但し、形成や接着操作まで処置内容と時間拘束がある程度予測されますので、小学校高学年ぐらいであれば治療が可能であると思います。

今回の患者様は15才でしたので、意思疎通もしっかりとれますから問題なく治療が行えました。しかし、未成年と言うこともあり、費用のお話もありますので必ず保護者の承諾をいただいてから治療を行います。

治療に関しては、中にはもう少し小さなお子様でもできる子もいらっしゃいますが、その場合には担当ドクターの判断に従うように何卒よろしくお願い致します。

今日も1日頑張りましょう!

“すべては患者様の笑顔のために”

今後ともよろしくお願い致します。

本山 直樹

医療法人社団徹心会ハートフル歯科