こんにちは

ハートフル総合歯科グループの野田裕亮と申します。

 

今回は新機種YOSHIDA社コエックスi500についてお話続編として「今後の可能性」についてお話させていただきます。

以前YOSHIDA社のコエックスi500について何件かブログをアップさせていただきましたが、その中でブラッシング指導に使えるのではないかということを書かせていただきました。今回は実際に口腔内を染め出しした状態で光学スキャンを行ってみました。

 

以前のブログ

YOSHIDA コエックスi500が南口院に納品されました

http://www.e82.jp/blog/2019/10/i500-1-702016.html

セレック・プライムスキャンとコエックスi500が導入されます

http://www.e82.jp/blog/2019/09/i500-701692.html

YOSHIDA コエックスi500について

http://www.88e7.jp/blog/2019/09/yoshida-i500-701694.html

 

みなさんは小さい頃などにお口の中を染め出ししたことがありますか?

磨き残しをピンク色の染め出し液で染色し、どこがハブラシの苦手なところかをみるもの。

ブラッシング指導を行う際、染め出したご自身の口の中の写真をカメラで撮影し、見せてもらいながら指導を受けたり、顎の模型をご自身の口の中に見立てて「歯ブラシをこう当ててください」と教わった記憶はあるかと思います。

しかし、写真を見ても立体的ではないため特に内側は分かりづらかったり、顎も模型も実際の自分のお口とは環境が違うため、イメージしづらかった経験はありませんか?

 

YOSHIDA社コエックスi500は他社の光学スキャナに比べ色調の再現性が良いので(以前私のお口の中を撮影した画像を載せましたが)お口の中の状態をイメージしやすいです。

そのため下の写真のように染め出しをした時に染まった場所がわかりやすく見えます。

口腔内の状態を立体的に色々な角度から見ることが出来るので、どこがどう磨けていないのか、どういう場所に注意したら良いかが衛生士側からも説明しやすく、患者さんもわかりやすいものになると思います。

 

上下

 

上

 

下

 

喉から

 

スタッフの口を借りて染め出しをしましたが、

この画像を見せると内側が真っ赤な状態にびっくりしていましたが、

模型で説明されるよりも色々な角度から見られるのでイメージしやすいと好評でした。

 

データ管理も容易なことから、ブラッシング指導のbefore 、 afterの比較も容易で、患者さんに頑張ってもらった成果がどの衛生士が担当してもわかるような仕組みとなっています。

 

この仕組みを実現するには衛生士の撮影スキルや実際の衛生士指導内容の変更が必要になり、実現には少し工夫は必要だと思います。

 

しかし、光学スキャナーも使い方を考えれば広がる要素は無限大。

患者さんの役に立つ使い方を模索していきながら日々診療していきます。

 

野田裕亮

医療法人社団徹心会ハートフル歯科