こんにちは

 

ハートフル総合歯科グループの野田裕亮です。

 

今回は「YOSHIDA社 コエックスi500」についてお話します。

 

YOSHIDA社からは現在北口院に2台搭載されておりますがトロフィー3DIプロという

機種で、当院でもYOSHIDA主催の歯科医師向けのセミナーを行っております。

今回の新機種は世界的に販売展開しているMedit社から販売開始している口腔内スキャナーです。

 

コエックスi500の特徴としては焦点深度の調節があること。

印象のスキャニングができることは他にない強みかなと感じました。光学スキャナーとは口腔内カメラにより型を取ることですが、写真の貼り合わせにより3Dの模型を作ります。立体的なものを撮影する際に焦点深度というものが大切になってきます。要はピントの合う範囲の広さということです。深いところまで再現性良く撮影ができれば、より精度の良い写真が撮れることになります。コエックスi500は自分で焦点深度を設定できるため、自分の撮りたい深度をマニュアルで撮影することができます。そのため、深いところまで精度を下げずに撮影ができるわけです。これを応用することによりインプラントの型取りもセラミック治療同様に光学印象で行うことができるようになると予想されます。

 

私も先日、コエックスi500の新製品発表会に参加し、いち早く体験してきました。

 

撮影の体験をした使用感としても今まで使用してきた別機種と比べてカメラの大きさも大きくなく、見劣りするものは全く感じさせないものでした。今後臨床において性能を発揮してくれるものと期待しています。

 

 

メディット撮影(試し)

 

メディット製品発表会

 

日々進歩する歯科医療、現在ではCADCAM治療のための授業や実習も歯科大学のカリキュラムとして増えてきていると思いますが、私自身が歯科大生の頃学んだのは

「将来CADCAM治療というものが少しずつ普及してくるかもしれない」

程度のものでした。わずか10年前のことです。

 

この10年で「普及してくるかもしれない」から、「保険診療に参入する」ところまで

大きな躍進を遂げ、これからさらに進化・普及していくことでしょう。

 

 

CADCAD治療について、最新治療について何かアドバイスできることがあるかもしれません。何かあれば是非ご相談くださいませ。

 

 

野田裕亮

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科