こんにちは
ハートフル総合歯科グループの歯科医師井上貴史と申します。
今回は、左上第一小臼歯の根管治療をついて書きたいと思います。
前回のブログです→https://heartful-konkan.com/?p=18374&preview=true

以前に根管治療の際に入れてある古い根管充填材(ガッタパーチャ)を根管内から除去していきます。

この画像は根管治療専用の超音波チップを使用してガッタパーチャを除去しています。
ガッタパーチャは熱を加えると変形します。この超音波チップでガッタパーチャを柔らかくします。

根管治療専用器具のエキスカで根管内のガッタパーチャを除去していきます。
耳かきのように根管内の汚れやガッタパーチャをかき出します。
棒状のガッタパーチャが一塊に取れました。
汚れやガッタパーチャを根管内に残さないように洗浄をマメにしていきます。
機械的除去した後に根管内洗浄を繰り返して根管内をキレイにしていきます。

根管内のガッタパーチャや汚れなどを除去していくと…
根の先端の根尖部から排膿といって膿が出てきました。上の画像は膿が出ているものです。
患者さんの主訴である左上の違和感、痛みは根の先が膿んでしまっていることが原因と思われます。

続けて根管治療を進めていくと…
膿だけでなく血も膿に混ざって根尖から出てきました。
よく洗浄して膿をしっかり出し切ってからお薬を根管内に入れて仮の蓋をつけてこの日は終了です。
根管内はキレイにしたので後は症状などが落ち着くまで待ちます。
もし、今回のケースのように根尖部からの排膿が止まらない場合はオープンといって仮の蓋をつけないで膿を出しきります。
膿が出ている最中に仮の蓋をいれると痛みが出ることもあります。
ガッタパーチャが除去できているか、根管内の状態の確認のためデンタルX-P写真を患者さんに説明し同意を得て撮影しました。
こちらが、根管治療後のデンタルX-P写真になります。

こちらが術前のデンタルX-P写真です。

術前のデンタルX-P写真に比べネジのようなスクリューピンや白く縦線のように写っていたガッタパーチャがなくなっていることが確認できました。
よかったです。
次回の根管治療の来院時に主訴である違和感、痛みが改善されていれば根管充填と言って根管内に最終的なお薬をいれて根管治療を終わる予定です。
今回は被せ物、土台の心棒を除去して根管治療について書かせて頂きました。

今後ともよろしくお願いします。

井上貴史

医療法人社団徹心会ハートフル歯科