右上6番感染根管治療-根の中に穴があいている?MTAで修復しましょう!!②-
こんにちは。
ハートフル歯科のドクターM
本山です。
前回からのブログの続きです。
DB(遠心頬側)根にパーフォレーション=偶発的穿孔があるという内容でしたよね。
2回目の根管治療です。
仮封を外すと、、、
DB根に前回根管貼薬した水酸化カルシウムが見えますね。
水酸化カルシウムを除去していきます。
8.2倍拡大になります。
順番に強拡大していきます!
13.6倍拡大になります。
21.3倍拡大になります。
前回パーフォレーション部が認められた場所に
水酸化カルシウムが一部残っていることが確認できます。
残留している水酸化カルシウムも除去しました。
結果、出血は全くないですね。
出血のコントロールができており、
炎症もおさまっています。
いい感じです!
まず、問題のない2根管(MB &P)に対して
ガッタパーチャを用いて根管充填しました。
根管充填後のレントゲン写真です。
2つの閉鎖根管(MB &P)において、根管充填を確認できます。
パーフォレーションのあるDB根管においては
次回MTAセメントを使用する予定です。
3回目の根管治療です。
DB根管におけるパーフォレーション部の出血もなく、コントロールできています。
MTAセメントで封鎖していきましょう!
MTAセメントにより、根管とパーフォレーション部を封鎖しました。
術後のレントゲン写真です。
青い点線丸印部分がパーフォレーション部になります。
無事、全ての根管における充填操作が終わりました。
この患者様は今後の予定としてファイバーコアによる支台築造、
セラミックの被せ物を装着するセラミック治療を行い終了となります。
パーフォレーションの予後確認もありますから、
継続的に経過観察をしていきます。
3ヶ月、6ヶ月、1年と年単位でも長期間の確認が必要になります。
少しでもこの歯が永く口腔内で機能できますように、、、
お疲れ様でした( ´∀`)
*MTA治療は保険適用外のため、自費治療として対応させていただいております。
今日も一日頑張りましょう!
“すべては患者様の笑顔のために”
今後ともよろしくお願い致します。
本山 直樹