こんにちは。

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

 

今回は前回に続いて、、、

「根管治療が必要になる症状」の第三弾です。

最終回です!

再根管治療とは、初回の根管治療(=抜髄)が

成功しなかったときに行う治療です。

抜髄→initial treatment(初めての治療)

再根管治療→retreatment(再治療)

過去に根管治療を行ったが、

治療終了後も歯の違和感が消えなかったり、

病変がなかなか治癒に至らない場合があります。

このような場合に再根管治療を行うことがあります。

 

それでは、本題に入ります。

 

再根管治療が必要になる症状として、

・治療後数ヵ月、もしくは場合によっては年単位で歯の違和感が残り、

しっかりと咬むことができない。

・痛みや腫れが再発した。

・痛みはないが、治療した歯の歯肉から膿が出ている。

 

再根管治療が必要になる原因には、以下のことが考えられます。

・根管が曲がっていたり、根管側枝と呼ばれる

枝分かれが原因でそこに汚れの取り残しがある。

・根管が曲がっていることや枝分かれが原因で、最終的な薬の詰め方が不十分である。

・見落としによる未治療の根管がある。

・根管充填が終了してから被せ物を入れるまでに長い期間があいてしまったため、

再度細菌感染した。

・被せ物の適合が悪く隙間から細菌感染した。

・歯根破折が起こり、破折部から細菌感染した。

この場合は抜歯になる可能性もあります。

 

再根管治療としては、まず原因を突き止めて

根管治療のやり直しが必要であれば、

治療した歯の被せ物を外して、

以前の治療時に詰めた根管充填材を取り除きます。

そして、根管の再清掃と消毒を行います。

滞りなく再根管治療が終了したら、再度根管充填を行います。

再根管治療の成功率は、1回目の治療と比較して低くなると言われています。

そのため、これも以前から繰り返しになりますが、初回の根管治療がとても重要です!

 

いかがでしたでしょうか?

それぞれの場合の根管治療が必要になる症状について書かせていただきました。

ご参考になれば幸いです!

 

今日も一日頑張りましょう!

 

“すべては患者様の笑顔のために”

 

今後ともよろしくお願い致します。

 

本山 直樹

医療法人社団徹心会ハートフル歯科