左下6番感染根管治療-根管治療の引き継ぎ-
こんにちは。
ハートフル歯科のドクターM
本山です。
今回は、
感染根管における治療症例です。
同僚の先生から引き継ぎの根管治療です。
初診時から3回目の段階でそれ以降は、患者様のご希望により私が診ることになりました。
ご指名ありがとうございます。
ハートフル歯科の先生方は全員が知識と技術を共有しています。
どの先生もしっかりと治療を進めてくれるため、引き継ぎも問題なくスムーズに行えます。
28才 女性
左下6番 感染根管治療
<主訴>
左下の奥から2番目辺りの歯肉が1週間前から腫れている。
他院では抜歯と言われたが、できるだけ歯を抜きたくない。
セカンドオピニオン希望。
<現病歴>
左下6番において銀歯の被せ物が装着されており、
過去に神経治療を受けている。
また、歯肉にsinus tractを認める。
・歯髄の診査
冷水痛(-)、温熱痛(-)、電気診(-)
・根尖部歯周組織の診査
打診(+)、根尖部圧痛(+)
sinus tract(+)
プロービングdepth(2mm)
<診断名>
・歯髄の状態(Pulpal):
Previously treated
(既根管治療歯)
・根尖歯周組織の状態(Apical):
Symptomatic apical periodontitis
(症候性根尖性歯周炎)
<治療方針>
根管治療
<術前レントゲン写真>
おぉー、何とも珍しいですね。
左下6番の下に埋伏歯がありますね。
ところで、根管充填材がボソボソな感じで
機械的拡大不良とそれに伴う根管充填不良であり、再治療の必要性を感じました。
埋伏歯は左下6番の根管治療を行い、症状の改善が認められなければ
再度確認を行うとカルテによる申し送りがありました。
そのため、経過観察とします。
引き継ぎ時の術前状態です。
隔壁までしっかりと作製してくてますね。
ありがとうございます。
歯肉の腫脹やsinus tractもなく、落ち着いてますね。
近心根管のイスムスにガッタパーチャが残ってます。
マイクロエキスカでガッタパーチャ除去を試みました。
キレイになりました。
白いものは汚れではなくて削片です。
レントゲン上でも根管におけるガッタパーチャの取り残しはなさそうですね。
順調です!
自覚症状もなく、腫れもおさまっており
根管内の拡大、清掃、消毒も終わり問題ないと判断して根管充填を行いました。
Mission complete!!
お疲れ様でした♪( ´▽`)
治療途中でも、誰が引き継いでも同様の成果を出すことができる!
これがハートフル歯科の強みでございます(笑)
今日も1日頑張りましょう!
“すべては患者様の笑顔のために”
今後ともよろしくお願い致します。
本山 直樹