こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

今回で8回目になりました。

今回のテーマは、根管治療を行っていく中で、
よく患者さんから質問されたり、
お話しする内容の一つです。

第8回は、「根管治療とひびについて」
書きたいと思います。

患者さんからこのようなお話をよく聞きます。

「治らないのは、もしかしたら歯にひびが

 入っているからかもしれない・・・」

「ひびがあるから抜歯になるかもしれない・・・
 CTがある歯科医院に行って診てもらった

 ほうがいい・・・」

このような内容を、通院していた歯医者さんで

言われたそうです。

患者さんと最初にお話しすると、次のようなことを言われます。

「CTを撮って、ひびがあるか確認して

 欲しい・・・」

ここで大事なことは、ひびはCTで全てを把握することはできないということなのです。

特に初期のひびは、レントゲンでは見つけることは
困難と言えます。

また、CTの場合は金属のアーチファクトという

ものがあり、分かりやすく言えばレントゲン像が

荒れてしまい、見たい部分を見ることが

できなかったりします。

CT撮影する時は、被せ物や土台、根管充填材などを除去してから撮影することが必要です。

ここで誤解しないでいただきたいのは、
CTがダメなものであると言ってるわけではないということです。

それだけ、ひびの診断は難しいと思って下さい。

結論としては、
正確なひびの診査は、“視認”  
目で直接見て確認すること
でしか
分からないということなのです。

根管治療中にひびが見つかった場合、
マイクロスコープによる画像を
患者さんに必ず見せるようにしています。

画像は説得力があります!

ひびがあったり、大きなひびで保存不可能な
場合も画像によって、前向きに話をすることが
できるのです。

ひびがあるかもしれない・・・といった疑いだけで
抜歯をしなければいけないというのは

イヤなものです。

“ひび”に関しては、本当に患者さんから

問い合わせが多くあります。

お悩みの方は、是非一度ご相談下さい!

“すべては患者様の笑顔のために”

今後ともよろしくお願い致します。

医療法人社団徹心会ハートフル歯科