新年明けましておめでとうございます。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

今年もよろしくお願い致します。

今回は根管内に残されたファイル(破折器具)の
除去について書きたいと思います。

根管治療においては、
ファイルが根管内で折れてしまうような
偶発的事故が起こりえます。

マイクロスコープを利用すると、
根尖付近にある破折ファイルも
除去することが可能なこともあります。

しかし、破折している場所によっては
除去できないこともあることを
ご理解下さい。

でも、もし除去できなかったとしても
心配しないで下さい!

通常、歯科で使用する器具は
滅菌されていますので
ファイル自体が感染源になることは
少ないと言えます。

もちろん、除去可能であれば
除去を試みるのがベストです。

破折ファイル除去にあたっては
マイクロスコープを使用しないと
除去は不可能と言えるでしょう。

ハートフル歯科でも
根管内に破折したファイル片が
残されているのをよく見かけます。

ここで、実際の症例をお見せしたいと
思います。

   
    除去前です。
    根管内に破折したファイル片が
    見えます。      

   
    マイクロスコープ下です。
    除去できたファイルが見えます。

   
    除去後のレントゲン写真です。
    きれいに除去できているのが分かります。

マイクロスコープを利用すると、
今までできなかったことが
できるようになります。

救うことができない、抜歯しかないと言われた歯も
救うことができたりします。

理事長のブログに
CTの診断に関しての有用性に
ついて書かれています。

繰り返しになりますが、
CT、マイクロスコープは本当に
治療の質を格段に
上げてくれました。

“すべては患者様の笑顔のために”

今後ともよろしくお願い致します。

医療法人社団徹心会ハートフル歯科