こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

今回はパーフォレーション(歯に穴があくこと)
に対するリペアについて書きたいと思います。

腫れたり、膿んだりする原因の一つとして、
パーフォレーションからの感染が考えられます。

根の病気で来院される患者さんの中でも
パーフォレーションが原因となっていることは
決して少なくありません。

パーフォレーションリペアには、
MTAを使用します!

   

<症例⑧>
40代 女性
主訴:右上奥歯
   歯肉が腫れて痛い。
   他院で抜歯と言われた。

   

   

矢印は、オリジナルの根管を表しています。
青い丸印は、パーフォレーション部分を
表しています。
歯に穴があいているので、出血が確認できます。

この感染源を封鎖してあげる必要があります。

まず初めに、パーフォレーション部分の前に
オリジナル根管の清掃・消毒を行い、
根管充填まで先に行いました。

   

   
根管に最終的なお薬(ガッタパーチャポイント)が
充填されているのが、レントゲンで確認できます。

次に、パーフォレーション部分をMTAにて
封鎖します。

   

   

MTAを入れたところです。
灰色のようなセメントでパーフォレーション部分が
埋まっているのが、マイクロスコープより
確認できます。

    
ここまでにおいて4回の治療で
無事終えることができました。

現在のところ、特に症状もなく
経過良好となっております。

今後は土台の築造と被せ物を
入れていく予定です。

長期的な経過観察が必要ですが、
抜歯と言われた歯も
何とか救うことができました!

“すべては患者様の笑顔のために”

今後ともよろしくお願い致します。

医療法人社団徹心会ハートフル歯科