こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

今回は、根管充填の話をさせていただきたいと
思います。

皆さん、根管治療というとどこまでを
根管治療とお考えでしょうか?

根管治療というと根管の清掃と思う方も
いらっしゃるかと思います。

実は、根管治療とは根管の清掃で終わりではなく、
根管充填という根管にお薬を詰めるところまでを
言います。

根管充填には、根管充填材というものが
必要になります。

よく根の中にお薬を詰めるというのは、
根管充填材のことを指しています。

根管の封鎖には、ガッタパーチャというものが
主流になっているのですが、
ガッタパーチャは単独の充填材として
使うことはできません。

接着性がないからです。

根管腔を閉鎖するためには
接着性が必要となりますので、
ガッタパーチャはシーラーという糊のようなものと
組み合わせて使うことによって
成功をもたらすことができます。

   

今回はこのシーラーについて
触れてみたいと思います。

ハートフル歯科では最近、”AHプラス”という
シーラーを導入しました。

ドイツでは50年以上に渡って広く支持されて
いるものです。

   

シーラーもそれぞれ特徴をもっており、
様々な種類があります。

根管充填材の臨床的要件に、

①生体親和性
②形状安定性
③封鎖性の維持
④X線不透過性(X線に写るということ)   

の4つであると言われています。

AHプラスは、理想的な根管充填材の条件の
大半を満たしており、
1992年にヨーロッパで導入されましたが、
それ以来長期的な封鎖性を示しており、
非常に生体適合性もよいことが基礎研究、
臨床研究でも示されています。

以上のことから、根管充填に対して好適な
シーラーと言えるでしょう。

今回は、シーラーについて
お話させていただきましたが、
これからもハートフル歯科では根管治療について
使用している材料や器具などについて
触れていきたいと思いますので、
よろしくお願い致します。

“すべては患者様のために”

ハートフル歯科では、常に正しい医療というものを
考えています。

いつも最新の材料や器具などを導入してくださる
理事長・ミナ先生の思いを胸に、
これからも正しい医療を提供していければと
思います。

ありがとうございます。

医療法人社団徹心会ハートフル歯科