前歯がなくて困ってしまった患者さん~噛み合わせ+見た目を改善していく③噛み合わせの診断
こんにちは!ハートフル歯科総合歯科グループ 歯科医師小坂井竜也です。
このシリーズは前歯がなくて困っていた患者さんへの対応をお話ししております。
前回までは、当院に来院された経緯をお話ししました。
そして、誠意ある対応をしていきたいと強く思いましたので、まずは、治療計画を行い,まずはリハビリ用の入れ歯を作成し、食事が普通にできることを目指しました!
そして噛み合わせを採得して、今回は、仮の入れ歯が出来上がってきたので、試し入れをしていきます!
前回お話しした通り、なんと、今までずっと反対の噛み合わせだった前歯が、上下の奥歯の噛み合わせを入れ歯で作成していけば、通常通りの噛み合わせ(上の前歯が前)で完了できそうなのです。
そして診断に従って、歯を並べた仮の入れ歯が出来上がってきました。
しっかり奥歯で噛めるようになり、上の前歯が正しい位置になっていることがわかります。
このような見た目にできるのが、入れ歯にしかできない治療です!
入れ歯の利点にはシビアな噛み合わせなケースも、ある程度審美的に対応できるという、なかなか語られないポイントがあるのです。
あとは、この噛み合わせが実際にお口の中で機能するかが一番大切なポイントです!
では、実際に仮の入れ歯を患者さんのお口に入れてみましょう。
奥歯でしっかり噛み合っており、前歯の並びも良さそうです!
前歯の並びの真ん中にずれがあったので、次回完成の時には修正いたします。
細かい噛み合わせの調整は、この仮の入れ歯では難しいので、完成義歯にて調整が必要です。
発音もまずますよさそうですが、一番喜んでもらえたのがやはり、審美面でした!
元々の状態がこちら
でしたので、今回の入れ歯はしっかり前歯が、しかも前に並んでいるので感動してくださいました!
しっかりと噛み合わせの診断をするだけでこれだけ喜んでもらえるのです。
特別なことは何一つ行っていません。
やはり、しっかり基本的な治療の流れを汲んで、患者さんと一緒に進めていくことが一番大切なことだな、と実感しました!
次回はとうとう完成になります!
全ては患者さんのために!