前歯がなくて困ってしまった患者さん～噛み合わせ+見た目を改善していく①
こんにちは！ハートフル総合歯科グループ、歯科医師、小坂井竜也です。
今回は、前歯がなくなってしまってこまってしまっていた患者さんのお話になります。
このケースは治療用の入れ歯を噛み合わせの診断をし、改善を目指して作製したものです。
では、早速お話を始めていきましょう！
まず、当院に来院されたときには、前歯のブリッジがすべてとれてしまい、再装着が不可能な状態でした。
そして、かみあわせは完全に下顎が前にでた状態でブリッジが作製されいたらしく、もともと、そのような噛み合わせであったとの事です。
お口の中をみてみたら、奥歯が上下とも一本づつしかなく、患者さんはどこで咬めばいいかわからない状態で、いままで前歯で頑張って噛んでいたそうです・・・
それで、前歯のブリッジが折れて外れてしまったそうです。
そして、驚いてしまったのが、それまで通っていた歯医者では、取り合えず仮の前歯をつくろう！
といって、前歯の無い状態で、すぐに型を採って仮歯を入れるといわれたそうです。
そうしてできた、仮歯を患者さんがお持ちで、
このような仮歯を入れるといわれていました！
？？？これはどういう基準で仮歯を作成したのだろう？？
そもそも噛み合わせはどうやって採得したの？？
しかも模型の時点でかたついて
まず、この状態ですぐに仮歯を作製してもらったらしく、口の中に入らなかったそうです！
それはそうでしょう、おれた土台はそのまま、噛み合わせも正直・・・
最初は、患者さんのこだわりがつよく、一回で終わらせてほしいとおっしゃったのかな？
と考えましたが、この方は
「時間がかかってでも良いから、できればしっかり治してほしい。」
といってくれています。
申し訳ないけど、前医の処置の妥当性はあるとはかんがえられず、誠意があるとは思えません。
なんらかの事情があるにせよ、それが患者さんに不利益があることは私は治療と称したくありません。
難しい症例になることは間違いないのですが、自分ができる限りのことをこの患者さんに施したいと重い、治療をすすめていききました！
まずは、次回から、治療計画をたてていきます！
全ては患者さんのために！
