マイクロスコープでマイクロクラックを発見し神経治療となった症例
こんにちは。
三鷹市 ハートフル歯科 歯科医師 井上 貴史です。
今回はマイクロクラックから神経治療となったケースを載せたいと思います。
症例
50代 男性 右下奥歯がズキズキ痛むことを主訴に来院。
レントゲン写真から根尖(根の先)に病巣の透過像(黒い影)が確認されます。
ラバーダムを装着し、いつものようにマイクロスコープで見てみると
さらに、高倍率で拡大すると
矢印で示した部位がマイクロクラックです。
患者さまの症状、レントゲン写真、マイクロスコープでの診査等からマイクロクラックが原因で今回の症状が出ていたと診断しました。
やはり、根管口(歯の神経の入口)付近までマイクロクラックが入っていました。
以前のブログにも載せましたが、マイクロクラックは肉眼ではなかなか確認することは出来ません。
今後も注意深くマイクロスコープを使用して診査、治療を行っていきます。
今後ともよろしくお願いします。
医療法人社団徹心会ハートフル歯科