保険の金属の危険性について
こんにちは。
三鷹市 ハートフル歯科 歯科医師 井上 貴史です。
今回は先日治療時に見つかったクラック(歯のひび)について載せたいと思います。
左上最後方臼歯の保険の金属を除去しましたところ、クラックが見つかりました。
これはマイクロスコープを使用しなかったら見つけることが難しかったです。
この原因は
① かみ合わせが強いこと
② 保険の金属が入っていたこと(歯の内面から外面へ力の方向がかかったこと)
と考えます。
セレックは歯と強固な接着をする為、左上の図のような金属から外側へ力の方向がかからず
歯全体で力を受けることができます。
保険の金属は審美的な事だけでなく、長期的に入れていると今回のようにクラックが入り咬合痛や冷温水痛などを引き起こし
クラックの状態によっては抜歯しなくてはいけないケースもあります。
以上のことから、お口の中に金属がありましたら是非セレックに代えてメタルフリーの口腔内から健康になっていけたらと
考えます。
“すべては患者さまの笑顔のために・・・”