細菌検査で見える世界① ─根管内嫌気培養検査の意義と無菌化治療─
こんにちは。
ハートフル総合歯科グループの歯科医師、本山 直樹と申します。
私は、歯内療法専門医の立場から根管治療における臨床症例を通して感じたことをブログに書いております。
今回は、無菌化根管治療の重要性において、私が一番重要視している「細菌検査」についてご紹介します。
「他の歯科医院と何が違うのか?」
他院との差別化を明確にする上で、ハートフル歯科で行う私が考える無菌化根管治療のすべてが「細菌検査」に集約されていると言っても過言ではありません。
「無菌」をテーマに再発しにくい根管治療を目指して、共に根の病気の治癒に向けて問題解決のために細菌の可視化をお互いに共有することを考えました。
【「見えない“無菌”を見える化する」 ― 細菌検査で差が出る根管治療】
根管治療は「歯を残す最後の砦」ともいえる大切な治療です。しかし、患者さんからすると「どこの歯科医院で受けても同じ」と思われがちではないでしょうか?
実は、根管治療は医院ごとに取り組み方が大きく異なり、その差が歯をどれだけ長く残せるかに直結します。
治療の最大の敵は“見えない細菌”
根管治療が難しい理由は、歯の中に細菌が潜んでいるからです。根管は肉眼では確認できない細い迷路のような構造で、その中に細菌が残れば炎症や再発の原因となります。
つまり、治療のゴールは「無菌化」。
しかし困ったことに、この“無菌”は見た目では確認できません。
細菌検査で“無菌”を可視化する。
この検査を行うことで、“無菌化の達成度”を確認できるのです。
【他院との違い-科学的根拠に基づいた治療-】
多くの歯科医院では、治療の進行度や終了に関して「症状がなくなった」「X線で病変が小さくなった」などの経験的判断に頼ることが少なくありません。
もちろんそれも重要ですが、当院ではさらに一歩進めて、細菌検査で裏付けを取ることにこだわっています。
結果として
・患者さんに「なぜ通院回数が必要なのか」を説明できる
・「いつ治療を終えるべきか」を科学的に判断できる
・再発リスクをできる限り下げられる
といったメリットが生まれます。
【患者さんへの安心材料】
歯の中の“見えない世界”は不安がつきものです。「本当に治ったのかな?」と心配になる方も多いでしょう。
当院では細菌検査によって、治療のゴールを患者さんと一緒に“見える化”して確認することができます。これは、他の医院ではなかなか体験できない大きな安心材料です。
【まとめ】
無菌化根管治療において、細菌検査は「他院との差別化」と「患者さんの安心」を両立させる大切なツールです。
治療のプロセスを可視化して、科学的根拠に基づいた治療を行うこと。
それこそが、歯をできるだけ長く残すために私たちが掲げる信念です。
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「すべては患者様の笑顔のために」
本山 直樹