2024年第2回オリエンテーションを行いました
みなさんこんにちはハートフル総合歯科の野田裕亮です。
先日、午後の診療時間休診として2024年第2回のオリエンテーションを行いました。
演題は
歯科技工士 永田くんによる
「ハートフルで導入されている最新デジタルデンティストリー」
「新人スタッフのロープレ研修」
歯科医師 遠藤先生による
「ハートフル式根管治療の特徴」
歯科医師 結城先生による
「ボツリヌス療法による咬合の問題の改善」
歯科医師 野田(私)による
「X-guideを利用した動的ガイデッドサージェリー」
についてでした。
今回は歯科技工士兼歯科衛生士である永田くんの発表した
「ハートフルで導入されている最新デジタルデンティストリー」
について書いていきます
ハートフル歯科では以前からセレックシステムを利用し、
1DAYセラミックといい
むし歯を削って型を採り
即日でセラミックが入る治療の流れを進めておりますが、
セラミックの材質によって製作時間にばらつきがあり
社内でもミーティングを重ねた結果
現在は製作時間60分を基本として
最短2時間で虫歯の除去からセラミック修復を可能としてきました。
しかしながらインプラントの被せ物等で使用する
「ジルコニア」と呼ばれる硬い被せ物は
ミリング(セラミックの削り出し)や
焼成時間(セラミックを焼き上げる時間)に時間がかかり
当日仕上げが不可能とされていました。
しかしセラミックの新しいシンタリングファーネス
(セラミックを焼成する機械)の登場により
通常6〜8時間かかるジルコニアの焼結を
最短30分ほどで完了することが可能となりました。
これによりジルコニア修復の即日治療が可能になります。
どういった現場でこの恩恵を受けるかといえば
写真のようなラミネートベニアと呼ばれるつけ爪のような治療です。
全く削らないようなケースや
シンベニア(薄く1層だけ削って接着するベニア)の場合
仮歯をつけてもすぐに外れてしまいやすく
次回の来院時までにトラブルが多い傾向があります。
そういったケースでも当日仕上げのジルコニア修復ができれば、
仮歯を入れることなく治療が完了します。
仮歯はどうしても人工物感が否めませんが
来院した日に自然な仕上がりが可能となれば
ストレスなく治療を受けることができるでしょう。
もちろん生活歯(神経の生きている歯)に対して
仮歯なしの即日修復のメリットもあるでしょう。
以前のブログでもご紹介しましたがRAY社のRAY FACEにより
歯の大きさや長さ、傾きなど細かい診断を事前にすることで、
理想に近い修復物を実現することが可能です。
これから始まるミュゼホワイトニングと連携して
より明るく綺麗な前歯を作ることができるでしょう
そういったハートフル歯科の近い未来をワクワクしながら聞いていました。
次回はロープレ研修の様子をお話します。
あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・