みなさんこんにちはハートフル総合歯科の野田裕亮です

みなさんはデジタルのセラミック治療を受けたことがありますか?

当院では CAD/CAMシステムによりデジタルでセラミック治療を行なっております。

光学スキャナーによりお口の中を撮影し、

デザインソフトにより設計

ミリングマシンによりセラミックを削り出して制作をする

これをCAD/CAMシステムといいます。

私もハートフル歯科に勤務して13年。
年間500本近くセラミック治療を担当しているので
6000本を超えるセラミック治療に携わってきました。

現在ではハイブリッドレジンの材質のみ保険適応になっておりますが、
今後デジタルによる歯科治療は歯科治療の中心になっていくことでしょう。

今回はそんなデジタル機器の最新機能についてお伝えします。

現在当院では光学スキャナーに
Sirona社のPrimeScan
Carestream社のCS3600
Medit社のi700wireless
を使用しています。

そのなかでMedit社の新機能である「下顎運動」をご紹介します

他の機種もそうですが、通常上下の撮影が終わったらバッカルショットといって
噛み合わせの型を採ります。

その噛み合わせのポジションをデザインソフトにアップロードして
デザインに入るのですが、

下顎運動モードの登場により顎の動きを動画で記録することができます。

それにより今まではAIによる噛み合わせの提案であったのが
よりリアルな状態を組み込むことができるので
上下の噛み合わせのバランスがいい修復物を作ることが可能です。

1歯2歯の修復物であれば
そこまで必要な機能ではありませんが、
これがブリッジや大型ケースのインプラント、将来的には義歯などに応用できれば
顎運動の情報は修復物を作る上で大きなメリットとなります。

噛み合わせはしっかり噛んだ位置という固定概念から
患者さんの顎運動を記録でき、それを臨床に活かせるところまで
進化してきています。

私はMedit社のこのような色々な機能の発展にはいつも驚かされています。
自分の臨床にマッチした機器だと感じています

これからもいろいろな機能が追加されることを
期待しています!!!

あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・

医療法人社団徹心会ハートフル歯科