こんにちは!ハートフル歯科総合グループ、歯科医師 小坂井竜也です。

このお話は緊急事態宣言下かつ患者さんの難しい状況で、神経を守り、最速でセラミックで修復したお話になります。

前回は、虫歯が神経まで到達してしまっていたので、VPT治療で神経を保護していきました。

そして時間の制約があったため、最悪、症状が出ても神経治療を行うことができる、翌日に症状を確認して1Dayセレック修復治療を行う予定になりました!

そして、VPT治療の翌日に患者さんが来院してくださいました。

個人的に前日の処置には不備はなかったと思っているのですが、やはり体の反応なので100パーセント大丈夫とは言えないので、心配していました。

患者さんの反応は・・・ちょっと痛みは出たけど、今は大丈夫!

との回答が得られました!

多分大丈夫・・・あとは客観的な診断を下していきます。

歯を叩いても痛みはない、術前にした、歯髄電気診断をもう一度行い、しっかり神経が生きている反応がありました!

術後一日しか経ってないので確実とは言えないまでも、少し安心して、次の治療に取り組めます!(もちろん緊急事態宣言が終わったら必ず経過観察が必要です。)

では、また麻酔をして、仮の封鎖した蓋を削っていきます。

ほとんど、自分の歯を削らないでセラミックの入る形を作れそうです!

整えたら口腔内スキャナー(カメラ)で撮影です。

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問題ないか確認をして、設計をします。

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設計が終わったら、セラミックのブロックを削り出しで作っていきます。

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今回はE−maxという強い素材のセラミックを使用するので、作成時間や作業工程に時間がかかるので、1時間ほど患者さんに待っていただきました。

完成したので、セラミックの試し入れを行い、問題なかったので接着していきます。

セラミック自体に、歯と接着する処置をおこない、歯の接着面にも清掃し、接着しやすいコーティングを行いました。

あとは、強力なセメントで接着していきます。

光を当てて硬化していきます。

3分ほど十二分に光を当てて確実に硬化した後に、セメントバリ除去、噛み合わせの調整をして磨いたら治療は完了です!

綺麗にセットできました!

患者さんも喜んでいただき、非常に嬉しい症例となりました!

欲をいえば、セラミックセット後の調整を後日したいのですが、島に帰ってしまうのでできないことが心残りです・・・

 

このように、コロナ禍の状況で、患者さん本人にとっても緊急事態に少しでも助けになったのかな、と思えて思い出深い症例になりました!

 

このように、なるべく通えない方にも非常に有効な治療が、今回1Dayセレック修復治療になりますので、いつでも相談してください!

全ては患者さんのために!

 

(VPT治療や1DAYセレック修復治療については自費治療になります)

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科