緊急事態！？島に帰る前に、なんとか詰め物入れたい！②診査診断治療計画
こんにちは！ハートフル歯科総合グループ、歯科医師 小坂井竜也です。
このお話は緊急事態宣言下かつ患者さんの難しい状況で、神経を守り、最速でセラミックで修復したお話になります。
前回は、緊急事態宣言の状況下にて非常にお困りの患者さんのお話の背景を把握しました！
今回は、客観的にその歯を診断をし、今後の治療計画を建てたお話をしていきます
まずは症状を訴えていた左下の奥から２番目の歯について診断していきます。
治療時現在は、強いプラスチックの仮の蓋が入っていました。自覚症状はかなり治まってきており、叩いても痛みを生じることはありませんでした（術前の写真は取り損ねてしまいました・・・）
レントゲンから見ると仮の蓋は入っていますが、やや虫歯のような影が神経付近に見られますね！それに、虫歯はかなり深かったように思われます！
もしかしたら、これが痛みが続いている原因かもしれません。
この場合、虫歯を取りきって神経が露出した場合。抜いてしまうことも多くあります。
しかし、このケースはもしかしたら神経を保護するVPTの治療の適応になるかもしれません！
詳しくはブログにてご覧ください
次に、この歯の神経がちゃんと元気かどうかを調べていく必要があります。
これを調べるために、歯髄電気診を行いました！（詳しkはウRL）
そうしたら、鈍い痛みが近くされました！
無事、神経が生きていることがわかったため、この歯はVPTの適応になります！
また、神経が保存できた後のことも考えなくてはなりません。
この方の背景には緊急事態宣言で、早く島に帰らなくてはならないため、通う回数、期間は最小限にしなくてはならない。
また、生後５ヶ月のお子さんがいらっしゃり、長時間の治療は難しいこともありました。
これらのことを鑑みて、第一選択肢は１DAYセレック修復治療となりました！
あとは、診断結果をお話し、結果患者さんの希望により、虫歯治療をして、もし神経が露出することがあったらVPT治療を行うことになりました。
また、患者さんの背景から神経が保存できそうな場合は、１DAYセレック修復治療を選択されました！
次回は実際の治療の話に移っていきます。
次回は虫歯を取りきるところから始めます！
全ては患者さんのために！
（VPT治療や１DAYセレック修復治療については自費治療になります）
