こんにちは、ハートフル総合歯科の遠藤です。
2025年7月13日(日)、六本木にて開催された「iBicon Network 関東甲信越支部会」に参加してきました。
この会は、バイコンインプラントを導入している全国の歯科医師が集まり、症例を通じて情報交換を行う勉強会です。会場には多くの臨床家が集まり、活気ある雰囲気の中で開催されました。

当院の下田理事長は、「バイコンインプラントによるBone Gain(骨の添加)」をテーマに講演を行いました。
この講演は、実は事前に院内向けに行われた2時間のセミナーをベースに構成されたもので、今回は限られた25分という時間に、豊富な症例と最新の情報を凝縮した非常に濃い内容となっていました。
講演では、先月イタリアで開催された「バイコンインプラント40周年記念大会」で得た最新の知見も紹介されました。
世界中の臨床家が注目する「ショートインプラントによる骨の増生」というテーマに対し、多くの科学的根拠と臨床症例が共有されたとのことです。

バイコンインプラントは、ショートインプラント(短いインプラント体)であることが最大の特徴のひとつです。
ショートインプラントは、最近歯科業界で注目され始めているインプラントです。
従来、インプラント治療では骨が吸収していくケースが多い中で、バイコンでは逆に“骨が増える”=Bone Gainが起こるという点が非常にユニークです。
この現象は、バイコン独自のLocking Taper構造やプラットフォームスイッチングといった設計によって実現されています。
講演後には参加者から多くの質問が寄せられ、臨床に直結する有意義なディスカッションが行われました。
他の登壇者による多彩な症例報告も非常に勉強になり、インプラント治療の可能性をさらに広げる会となりました。
今後もこうした学びの機会を大切にしながら、患者様にとってより安全で、負担の少ない治療を提供できるよう努めてまいります。