こんにちは。
ハートフル総合歯科グループの歯科医師、本山 直樹と申します。
私は、歯内療法専門医の立場から根管治療における臨床症例を通して感じたことをブログに書いております。

「根管治療を受けたのに、また痛みが出てしまった」「何度も同じ歯を治療している」―このような経験をされた方は少なくないと思います。

根管治療は歯を残す最後の砦ともいえる治療ですが、実は歯科治療の中でも非常に難易度が高い分野です。その理由は、根管の構造が複雑で、肉眼ではすべてを確認できないからです。

 

【無菌化×精密根管治療とは?】

無菌化×精密根管治療とは、マイクロスコープなどの先端機器を駆使して、肉眼では見えない歯の内部を拡大・可視化しながら行う治療です。
そして、さらに細菌検査を加えることで、細菌の可視化を行う高精度でかつ再発しにくい治療になります。

・マイクロスコープによる最大20倍の拡大視野
・ラバーダム防湿による無菌的環境の確保
・細菌検査での可視化・再発防止を目指す

これらを組み合わせることで、従来の治療よりも高精度に細菌を除去し、再発のリスクを抑えることが可能になります。

【専門医が行う治療の違い】

それでは、同じ精密根管治療でも「専門医が行う」ことにはどんな意味があるのでしょうか?
根管治療の専門医は、豊富な経験と専門的な研修を積んでいます。
具体的には

1.複雑な根管形態への対応力
追加の根管、強い湾曲、過去の治療による変化など、難症例でも適切なアプローチが可能です。

2.再治療や外科的処置の選択肢を持っている
通常の治療で改善が難しい場合でも、外科的根管治療や歯髄保存療法、歯髄再生治療など、最適な方法を提案できます。

3.科学的根拠に基づいた判断
マイクロスコープや細菌検査を駆使しながら、経験だけでなくデータをもとに治療を完結させます。

4.歯を残すためのこだわり
抜歯ではなく「歯を守る」ことを第一に考え、最後まで残せる可能性を探ります。

【他院との違い】

根管治療は「どこで受けても同じ」と思われがちですが、実際には医院ごとに大きな差があります。

・ラバーダムを使用しない医院も少なくない
・マイクロスコープを導入していない医院がまだ多い
・細菌検査まで行う医院はさらに限られる

当院では、マイクロスコープ+精密根管治療+専門医による判断という三位一体の体制で、患者さんの歯を可能な限り残すことにこだわっています。

【患者さんへのメッセージ】

「どの歯科医院でも同じ治療」と考えるのではなく、どこまで“見える化”し、どこまで“無菌化”にこだわっているかが結果を左右します。
専門医による精密根管治療は、歯を残すための最善策のひとつです。再発を繰り返して困っている方や、大切な歯をできるだけ長く残したい方にこそ、受けていただきたい治療です。

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三鷹・東京で精密根管治療をお探しならハートフル歯科|無菌化で再発防止
「すべては患者様の笑顔のために」

本山 直樹

医療法人社団徹心会ハートフル歯科