こんにちは

ハートフル総合歯科グループの野田裕亮です

 

 

先日年間コースである

保田先生の「全顎矯正歯科治療コース」

第6回「エッジワイズ装置とブラケットポジショニング」について

学んできました

矯正学の基礎から学ぶため、

今年の5月から兵庫県西宮市に月に1度休みをいただきながら

勉強に行っています

8月までの前半の講義から始まり

10月以降は実習メインでのセミナーを行い、

前回は矯正用アンカースクリューの埋入実習を行いました

詳しくは前回のブログをご覧ください

矯正セミナーに行ってきましたin兵庫〜マイクロインプラント編〜

今回はワイヤー矯正の主役であるブラケットの装着です。

歯を理想的なポジションへ動かすべく正しい位置を印記して

そのポジションに対して接着剤で固定する。

このブラケットに矯正用のワイヤーを通して歯の移動をさせていきます。

ブラケットは

金属製、セラミック製、レジン製があり

用途や審美的なものを考慮して選択します

ブラケットとワイヤーを固定するために結紮と呼ばれる

針金を締める作業を行うのが一般的ですが、

今回使用したブラケットはシャッタータイプといわれるもので

その名の通り結紮ではなくシャッターを閉めればワイヤーが

固定できるという優れもの

結紮はどうしても締め付けるため「痛い」イメージがありますが

それに比べてシャッターを閉めるだけですから

診療時間も短縮でき、患者さんの負担も少なく済むものだと

思いました。

このような機能があるブラケットがあることを恥ずかしながら

はじめて知りました。

これが全部のブラケットをつけた状態。

理想的なところにブラケット装着ができました!

やはり大きい感じがしますよね。

ブラケット分、歯が大きく感じるようになり

その上歯を動かす違和感も増すわけですから

患者さんは大変だと思います。

お口の中に矯正装置など固定式装置をつけると虫歯のリスクが

3倍に増加するそうです。

矯正治療中に虫歯になってしまうケースを診療中に多く見かけます。

矯正治療中こそ歯科衛生士の介入がとても重要と考えられています

矯正のチェックとともに毎回の受診時には歯科衛生士による

ブラッシング指導と歯面清掃を徹底的に行なってもらうことが

矯正期間中に虫歯にしない近道だと考えています。

今矯正に通われている方はぜひ歯科医院へご相談してくださいね。

あなたの歯が一本でも多く残せますように・・・

医療法人社団徹心会ハートフル歯科