歯牙移植・再植のブラッシュアップ
こんにちはハートフル総合歯科グループの野田裕亮と申します。
梅雨時期としては暑すぎる今日この頃。
皆様はどうお過ごしですか?
こう暑いとなかなか外に遊びに行けませんよね。
コロナ禍でなければこの時期、歯科に関わる色々なセミナーが開催され、
ほぼ毎週セミナー受講しているような時期でした。
今年に入りWithコロナとして少しずつ対面式のセミナーも再開し始めておりますが、
まだまだzoomによるWEBセミナーが主流となっています。
私もいつもはセミナー受講ばかりなのですが、コロナ禍での情報収集が専門書による勉強が
多くなりました。
昨年は以前ブログでもご紹介したような歯科衛生士のケアについてだったり
乳幼児における口腔機能の育成についての書籍を多く勉強しておりました。
昨年のブログはこちら
小児歯科での勤務がないので現場での指揮ができないのは残念ですが、
小児歯科スタッフや歯科医師と連携を図り、虫歯予防だけでなく口腔育成の場として
機能できるよう指導してきたつもりです。
今後の小児歯科に是非ご期待ください!
(スタッフにはプレッシャーですかね)
今月は、歯牙移植や接着治療のブラッシュアップとして
平井友成先生の「自家歯牙移植・再植」
を今まで行ってきた症例と照らし合わせながら読ませていただきました。
適応症例の幅や移植・再植の術式、使用している器具などが再確認できたのと同時に、
成功率を下げないポイントも詳しく解説されていて、今後移植・再植をより成功率の高いものに
していくためにとても参考になる図書でした。
私の普段書かせていただいているブログ、患者さんや歯に悩む方向けにアップさせていただいている
ものですが、実は同業の方もよく読まれているようで、術式について聞かれることもありますが、
ぜひお勧めしたい本です。
3年前に国立で開業していらっしゃる下地勲先生の歯牙移植のセミナーを受講させてもらって以降、
ご自身の歯をなんとか残して歯列を保全しようという思いから
歯牙移植・接着治療・エクストリュージョンを中心に「保存的治療」を行ってきました。
70症例弱行ってきたでしょうか。
成功率を高めるために、まだまだやれることはあるはずです。
コロナ禍からWithコロナとなり、セミナーが再開し始めた時には
この保存的治療の成功率を高めるべくより磨きをかけていきたいと思います!
あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・