ブリッジを外したら、歯肉から出血しました②
こんにちは。
ハートフル歯科のドクターM
本山です。
今回は、前回からのブログの続きです。
症例です。
43才 女性
右上5番
1週間前にブリッジが欠けて、その後ズキズキした痛みを感じるようになった。
ブリッジを支えている歯の根に問題があるのではないかということで来院されました。
この患者様はお仕事の都合で北海道や仙台などで主に今までの歯の治療を行なっていたそうです。今後は東京から移動する予定はないとのことでした。
過去に他院で治療したセラミックブリッジが欠けています。
真ん中の部分が欠けていますね…
該当部位は右上5番になります。
このブリッジは右上4番欠損で通常の両側で挟み込むブリッジではなく、手前側に延長された逆延長ブリッジでした。
当院では、あまり治療対象として行わないタイプのブリッジです。
また、一番奥の右上7番においてはインプラントの上部構造が脱離しています…
これは今後要相談です!
術前レントゲン写真です。
右上5・6番ともに根尖部に病変のようなものは今のところ見当たらないですね。
ブリッジを除去してみました。
既に接着不良だったのか、すぐ外れました…
右上5番と6番の歯肉からドクドクした出血が見られました( ´Д`)y━・~~
前回のブログを踏まえて、考えられることは主訴の原因はおそらくブリッジの経年劣化による接着不良で清掃不良が起こり、歯肉炎を発症したと思われます。
患者様に画像をお見せして状況を説明しました。
患者様と相談した結果、ブリッジを作り直すにあたり根管治療からしっかりとやり直すことで話がまとまる形になりました。
それでは治療を続けていきます!
右上5番のファイバーコアを除去しました。
ガッタパーチャを除去していきました。
根尖部付近にまだ少し残っていますね…
大半の根管内のガッタパーチャが除去できましたね٩( ᐛ )و
初診時の治療は時間の都合上、ここまでとなりました。
次回は、根管治療の続きを行なっていきます。
また、隣在歯の右上6番も治療するかどうか、今後患者様と相談して決めていく予定です。
今回はここまでになります。
今後の治療経過は、また次回以降のブログに書かせていただきたいと思います。
今日も一日頑張りましょう!
“すべては患者様の笑顔のために”
今後ともよろしくお願い致します。
本山 直樹