外れた銀歯は元に戻せるのか?セラミック治療②
こんにちは。
ハートフル歯科のドクターM
本山です。
今回は、前回からのブログの続きです。
62才 女性
右上5番
前回からむし歯を除去してセラミック形成まで進めた後、光学カメラによる撮影から始めます。
セラミック形成後の撮影画像です。
対合歯です。
対合歯は銀歯ですね。
実はこの治療中に患者様とお話をしていると、少しずつ銀歯をセラミックに変えていきたいそうです。残りの金属もセラミックに変えていきたいと仰ってました。
歯に対する意識が高まりましたね( ´∀`)
上下の噛み合わせを確認します。
問題なさそうですね。
セラミックのデザイン後です。
ミリング(セラミックの削り出し)を行います。
セラミックの試適です。
完成したものは必ずセットする前に試し入れを行います。
適合の確認とコンタクトがある場合はきつくないか、もしくはゆるくないかを確認します。
フロスが少し抵抗を持って入るぐらいがちょうどいいと言われています。
試適は問題ありませんでした。
噛み合わせに関しては、セメントで装着してから口腔内で調整します。
コンタクト部分に余剰セメントが溢れてコンタクトがくっつかないように透明なストリップスを入れます。
ここで私の必殺技を発動します!!
「ストリップス+ウェッジ」攻撃です(笑)
多分、ハートフルでは私しか使わないかもしれません。
他の先生とは一線を画した感じでいつも診療しています。
「クセがすごい!!」
すいません、脱線しました( ̄∇ ̄)
しかし、ケースによっては使用しない時もあります。
形成によってはストリップスが入りにくい
つまり、ウェッジでホールドしにくい場合があります。
また、ウェッジの厚みでコンタクト部分に干渉を起こして、セラミックがセット時に定位置まで入らず、浮いてしまうことがあります。
そのため、私は臨機応変に使い分けています。
はい、例によってカタナクリーナの登場です。
歯面の清掃を行います。
ボンディング処理、接着剤を塗ります。
キレイにセットできました。
コンタクトも問題ないので、物詰まりにくいと思います。
良かったー!
患者様にも急ですがお時間をつくっていただきまして、ありがとうございました。
はじめてから終わりまで90分ぐらいですかね。
多分、正確にはもっと短いかも…
形成から撮影、技工士のチェックまで私はザザザーっと迅速に進めていきますから。
なんてね…♪(´ε` )
お疲れ様でした。
今日も一日頑張りましょう!
“すべては患者様の笑顔のために”
今後ともよろしくお願い致します。
本山 直樹