入れ歯が割れてしまった時の応急対応
こんにちは!ハートフル歯科総合グループ 小坂井竜也です。
今回は、入れ歯が壊れてしまった方への応急対応をどうしていくか!?というお話になります。
入れ歯が壊れてしまうと、患者さんは食事ができないだけでなく、割れた箇所が刺さって舌が痛かったり、口内炎が発生してしまう事もあります。
なので、入れ歯が壊れてしまった方は我慢せずに、早めに歯科医院へご連絡いただくことをお勧めします。
今回は、下の部分入れ歯の入れ歯が壊れてしまった方への応急対応です。
朝、食事をしていたら下の部分入れ歯が割れてしまったそうです。
この割れ方は、何回入れ歯が壊れしまっている状態です。
最終的には作り直しが必要となりますが、現状一日ですぐ新しい入れ歯が完成することはありませんので、今ある割れた入れ歯を修理する必要があります。
そして、このあとすぐに出かける予定があるということで、速やかに対応しなくてはならないケースでした。
今回は、入れ歯を口に入れてしっかり元に戻ったので、「ピックアップ印象法」を選択しました。
この方法はが割れてしまった入れ歯を口の中に戻して、安定している状態そのまま、入れ歯ごと型取りをします。
割れていても、入れ歯がちゃんと口の中で元に戻ることが必要なので、条件が厳しいのですが、応急対応の方法としては有効な方法になります。
実際にピックアップ印象をとりました。
綺麗に型が取れました。あとは、ビビの割れた箇所を削って新鮮な面を出して、入れ歯修理用のプラスチックを使い修理しました。
修理した入れ歯はバッチリ患者さんのお口に適合したので、あとは綺麗に研磨、清掃をしてお持ち帰りになりました。(時間と手が空いてれば補強線を入れても良かったかなぁ・・・)
今回かかった時間は20分足らず、だったので、患者さんも次の予定に支障をきたさずに済みそうです!
次回は、しっかり時間をとって新しい入れ歯の作成をつくる約束をして、医院を去って行きました。
このように、入れ歯が壊れててしまっていても、すぐに修復できる場合もあります。
なので、必ず破片は捨てずに、なるべく早めに歯科医院にお問い合わせ頂ければ幸いです。
全ては、患者さんのために!