歯を救うために(78-②)右上6番感染根管治療PART6-他院(矯正医院)からの紹介②-
こんにちは。
ハートフル歯科のドクターM
本山です。
前回からの治療の続きです。前回はこちら。
sinus tractもなくなり、
根管内の機械的拡大、清掃・消毒も終わり
いよいよ根管充填の準備ができました。
根管充填後です。
3根管に最終的なお薬、根管充填材が
しっかりと入りました。
近心頬側根管(MB)、遠心頬側根管(DB)は
根尖が閉鎖している閉鎖根管でした。
そのため、根管があいているところまで
根管充填材を入れました。
ファイバーコアにて支台築造しました。
歯肉が赤みがかっているところは
一部歯肉炎を起こしていますね、、、
この患者様は口腔内における清掃環境が
あまり良くないため、
全体的に歯肉炎を起こしている状態でした。
そのため、治療と並行してお口の中の
クリーニングも行いました。
右上6番セラミッククラウン形成後の
撮影画面です。
対合歯です。
下顎は他院にて矯正装置がついている状態です。
お口の中の清掃状態を保っていく必要があることを
衛生士さんから伝えてもらいました。
セラミッククラウンのデザイン後です。
ミリング(セラミックの削り出し)を開始します!
セラミッククラウンを装着しました。
キレイに入りましたね!
良かったです♪( ´▽`)
矯正院などの他院からの根管治療の紹介も
行っていますので、何かあればご相談下さい!
今回の患者様は上顎部分の治療を終えてから
矯正装置をつける予定でしたので、
比較的治療しやすかったと思います。
ワイヤー矯正が既に始まっている場合は
矯正院の先生に連絡して治療中は
矯正装置を外してもらうように依頼してから
処置を行います。
そのため、少々ステップを踏まなければ
いけません(-_-)
当院の場合はインビザラインと呼ばれる
マウスピース矯正を行っています。
むし歯などの治療やお口の中の清掃も
行いやすいため、むし歯や歯周病などの
リスクは少ないと言えます。
被せ物などの治療もCAD/CAMによる
相関法で複雑化することなく、
シンプルに治療できるのも魅力です!
最後に根管治療とセラミック治療まで合わせて
4回の治療で終わることができました。
今後は根管治療を行った歯の経過観察を
行っていきます。
永く歯が保たれることを願って、、、
さぁ、今日も一日頑張りましょう!
“すべては患者様の笑顔のために”
今後ともよろしくお願い致します。
本山 直樹