歯を救うために(31)MTAの有用性
こんにちは。
ハートフル歯科のドクターM
本山です。
今回は、、、
またまた、MTAについて書きたいと思います。
MTAについては、
過去にいくつかブログに書いたと思いますが、(最近のブログ)
改めてMTAの有用性にふれたいと思います。
なぜ、MTAについて書こうと思ったかと言いますと・・・
本日、VPT(Vital Pulp Therapy)と
パーフォレーションの症例が両方ありました。
両方ともMTAを使用します!
VPTは、神経を温存する治療法です。
パーフォレーションは、歯に穴があいている、
穿孔している状態を言います。
症例です。
この患者様は、
銀歯が脱離して来院されました。
銀歯が脱離した歯の中には虫歯があります。
虫歯も深く、神経に近い状態です。
痛みなどはないとのことでした。
各診査を行い、VPTの適応と診断しました。
神経の入り口です。
MTAにて、部分的断髄したところを封鎖しました。
MTAは、VPTの中で断髄(神経を一部切断)する時に
使用します。
MTA充填後のレントゲン写真です。
この患者さんは、次回症状などの確認を行い、
問題なければセラミックの1Day Treatmentにより
修復処置がされる予定です。
セラミックのかぶせ物を装着しました。
一番奥の歯です。
もうどの歯か分かりませんね・・・笑笑
そして、次はパーフォレーションの症例です。
かなり大きな穴があいています。
むし歯が深かったのか…
前医の先生は大変苦労されたかと
思います。
さて、うーん??
どうしようかと思いますが、、、
この大きな穴も止血がしっかりできれば、
MTAにて封鎖可能です。
RCF後です。
MTAは、本当に素晴らしい…o(^▽^)o
MTAは封鎖性という意味でも
根管治療の様々なケースに対応できます。
MTAなくして今の根管治療はないのでは、、、
そんな今日この頃です。
(根管治療でのMTA使用は保険適用外となります。)
“すべては患者様の笑顔のために”
今後ともよろしくお願い致します。
本山 直