こんにちは

 

ハートフル総合歯科グループの野田裕亮と申します。

 

前回、前々回と当院のCAD/CAM新機種のお話をさせていただいたので、少しだけCADCAM診療はどれくらいの医院で行なっているのか?

というお話をさせていただきます。

 

つい最近までCAD/CAMはクローズ化されており、口腔内スキャナーからセラミックを削り出すミリングマシンまで1本化されているのが多くありました。

そのため、全ての機種を揃えないとなかなか稼働できないということもあり普及率も

2018年現在、国内の歯科医院の普及率は4.0%です(出所:2017年ADI.G主催、CAD/CAMフェア特別講演)。この数字は、厚生労働省の調査によると全国の歯科医院約68,000軒のうち、導入しているのは約2,700医院ということになります。

 

現在システムのオープン化に伴い、フルスペックのシステムを搭載しなくてもCAD/CAMでの診療が可能になりました。前回紹介した「コエックスi500」もその一つです。

オープン化によりシステムの選択肢が増えたことで、光学スキャナーのみを医院に置き、製作は外注にお願いする医院も増えてくるでしょう。

 

また保険点数の改訂が行われ、口腔内スキャナーに対して保険点数が付くようになった際には、爆発的に普及することが予想されます。

 

オープン化システム

 

そうした場合気をつけなければいけないのは、CAD/CAM治療の経験があるかということ。保険診療の中で銀歯に取って代わろうとしている最新治療ですが、銀歯の知識で歯を削れば決していい結果は得られません。歯が欠けたり、詰め物が欠けたりトラブルの可能性は多いようです。今後様々な症例でCAD/CAM治療は保険参入してくることと考えられますが、そういった治療を選択する際、この治療はこの医院にとって得意分野なのかどうかを患者さんが選び選択していく時代になっていくのだろうと思います。

 

当院では前回紹介したコエックスi500を始めトロフィー3DIプロ、セレック・オムニカム、セレック・プライムスキャン・・・様々なCAD/CAMシステムがあります。

 

ここまでデジタルデンティストリー、CAD/CAMに特化した医院はそうありません。

お困りの歯があれば是非ご相談ください。

 

 

野田裕亮

 

医療法人社団徹心会ハートフル歯科