こんにちは。

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

 

今回は、、、

このようなお話から始まります。

冷たいものを食べたり飲んだりすると、歯がしみるようになってきた…

歯科医院で診察してもらったところ、

「むし歯など異常な所見は見当たらないので経過観察しましょう。」と言われて、

しばらく様子をみながら過ごしていた…

 

ある日、

「あれっ?気づけば痛みがなくなったような……」

 

それから数日後、歯肉が腫れて膿のようなものが

出てきた。

このようなことを患者様と話していて

よく耳にすることがあります。

まず最初に、歯がしみるということはどういうことか?

細菌が歯の一番外側のエナメル質からその内側の象牙質に

達していると考えられます。

象牙質はエナメル質と比較してやわらかく、

象牙細管(ぞうげさいかん)という細い管が

歯髄に向かって無数に走っている構造をしています。

冷たいものや温かいものを食べた時、

もしくは歯みがきや冷風などの刺激が象牙質から象牙細管に伝わると、歯髄を刺激します。

これが最初の痛みです。

さらに細菌は象牙質から直接歯髄を侵していきます。

何もしなくてもズキズキと痛みを感じるようになります。

そして、さらに進行すると歯髄が死んで腐っていきます。

歯髄は神経としての機能を働かせることができなくなり、痛み自体を感じなくなってしまうというわけです。

厄介なのは、さらにここからです。

痛みが消えている間も細菌は増殖を続け、

組織を侵食していきます。

歯髄の先にある歯の根の先端までじわじわと進み、

その先にある歯槽骨にまで進んでいきます。

骨は細菌の毒素に溶かされて、そこに炎症によって生じた膿(うみ)がたまります。

化膿している状態です。

これを「根尖病巣」といいます。

膿は出口がないため、袋状にどんどんたまり、周囲の骨や組織を圧迫します。

骨には神経があるため、圧迫されると骨折をした時と

同じような激しい痛みを感じるようになります。

膿の袋はどんどん大きくなり、ひどくなると顎の辺りまで大きく腫れてしまいます。

 

ここで一つ誤解しないで下さいね。

しみたりしたら、すぐに神経治療しなければいけないと

いうわけではありません。((;゜Д゜)ガクガクブルブル

痛みの持続が続くようであれば、神経治療せざるを得ない場合もあります。

まずは担当ドクターの診断に従い、適切な治療を

受けて下さい。

 

症例です。

33才 女性 右上4番

上記患者様、最初に書いたとおりの主訴でした。

この患者様の歯は未処置歯でした。

もしかしたら、マイクロクラックというヒビが原因で

そこから細菌が侵入したのかもしれません。

マイクロクラックは、CTやデンタル、パノラマなどの

レントゲンでは写らないため発見は困難と言えます。

この場合は、マイクロスコープによる視認が

必要になります。

a

術前です。

c

b

根管充填後です。

常に感じることは、診断の重要性です。

いつ、どのタイミングで治療介入するべきか….

臨床経験が問われるような気がします。

 

歯を残すために臨床経験豊富なドクターが

ハートフル歯科には在籍しております。

是非一度ご相談下さい!

 

“すべては患者様の笑顔のために”

 

本山 直樹

医療法人社団徹心会ハートフル歯科