こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

今回は前々回から書いている
「根管治療と痛みについて」
3つ目のケースを考えてみましょう。

3.「根に異常がない、根管治療は終了しているのに
      痛みの原因が分からない…」

このケースは、我々も一番頭を悩ませます。

最初に考えるのは見落としがないかどうか、
そして本当に根に問題があるのかどうか、
患歯は間違っていないかどうか…など
あらゆる可能性を考えます。

歯の痛みには、
歯原性歯痛と非歯原性歯痛があります。

来院患者の9%は歯原性歯痛と非歯原性歯痛が

混在しており、その内の3%は非歯原性歯痛患者で

あるという報告があります。

通常、歯痛は三叉神経の疼痛受容器を介して
認識されると言われています。
しかし、非歯原性歯痛はこのメカニズムとは
異なる経路で歯痛を起こすと言われています。

発生メカニズムから、
関連痛・神経障害性疼痛・中枢における神経伝達

物質などの変化や情報処理過程の変調の3つに

分けられます。

関連痛には筋・筋膜性歯痛、神経血管性歯痛、
心臓性歯痛、上顎洞歯痛があります。

神経障害性疼痛には神経障害性歯痛があり、
抜髄や根管治療後に起こる難治性の痛みは
神経障害性歯痛の可能性があると言われています。

中枢における神経伝達物質などの変化や
情報処理過程の変調には精神疾患や心理社会的要因

による歯痛、特発性歯痛があります。

以上のようなケースの場合は、
痛みの専門機関(ペインクリニック)で
薬物療法を行うこととなります。

診断がつかない時は、
歯科における治療を開始してはいけません!

鑑別できない時は、
診断科・口腔顔面痛科・口腔外科などに
対診を求める必要があります。

痛みについて、
3回にわたって書かせていただきましたが、
お役に立てましたでしょうか?

今後も皆さんが疑問に思うことや

気になることについて、ブログを通じて

「ハートフル知恵袋」として
可能な限りお答えしていけたらと思います。

“すべては患者様の笑顔のために”

今後ともよろしくお願い致します。

医療法人社団徹心会ハートフル歯科